フトコロ調整できるラジアルボール盤ならギターの穴あけも余裕です

 

ギターを修理、自作する人にとってボール盤のフトコロ寸法はかなり重要視した方が良い

 

まずは僕が所有している通常のボール盤を紹介致します↓

こちらはリョービのTB-2131です。

TB-2131はネックのペグ穴加工やエフェクターの穴開けなどにおいてはそれなりの精度がありますので重宝致します。もっぱら僕の場合は上記画像の様にフレットプレスを装着させ「フレット打ち込み専用機」として使用しています。

※ボール盤でのフレットプレスは耐久性の低い物だとボール盤テーブル周りの破損に繋がりますので要注意。

 

重要事項です↓

 

TB-2131のフトコロ寸法(ドリル中心から支柱までの奥行)は「125mm」です。

これで例えばテレキャスターのブリッジ周りの穴開けをするとします。その画像をご覧下さい↓

ご覧のようにボール盤の支柱ギリギリまでもっていっても本来穴をあけるべく場所まで届かず穴開けができません。(ボディのサイド部分から攻めても無理です)

つまり十分なフトコロがボール盤になければギター製作は思うようにいかないという事になります。

 

ギターの加工に使うボール盤のフトコロ寸法はどれくらいあればいいか?

 

ずばり「180mm」はほしいです。

そこで僕が使用しているのがコチラ↓

 

こちらはラジアルボール盤SK11「SDP-600RD」です。

画像を見てもらうと分かると思いますが通常のボール盤と違い奥行が自由に変えられる構造になっています。

つまりフトコロの寸法が自由自在という事です。なんと最大で425mmまでフトコロが広がります!(テーブルの中心とドリルの中心を合わせた状態でもフトコロは180mm以上です)

この仕様ならばさっきのテレキャスターのブリッジ周りも余裕で届き穴開けができます。

 

その他にはこの機能を利用してボール盤のテーブルに下の画像のようなL字の板をクランプなどで取り付け、そこにギターを固定し穴あけ位置までドリルを伸ばせばジャック穴などの加工も簡単にできます。ドリル中心部がテーブルより前に設定できるこのボール盤だからこそできる芸当です。

他にもアコースティックギターのピックアップ用エンドピンジャック加工も上記の方法でやれば穴開けの精度もだいぶ上がるはずです。

 

ちなみに

 

日本の工場や工房などでよく使われてる卓上ボール盤は日立B13が有名です。

スイング幅360mm(フトコロ180mm)ですのでギターの一般的な穴開けには申し分のない寸法です。

ラジアルボール盤のようなトリッキーな穴開けに対応はできませんが、堅牢で定評のあるボール盤です。こちらは昔からある機種なのでヤフオクなどにも中古品が良く出回っています。

購入する際は電圧(100Vか200V)と製造年をよく確認しましょう。製造年が古すぎるものはモーターなどに劣化が見られたり、全体が錆で覆われているものなどがあります。

工具類のメンテナンスが苦手な人や不安な人はおとなしく新品を買いましょうね。

 

ボール盤ではやりづらい穴あけ(配線穴など)はハンドドリルを使用しましょう!

ギター自作の第一歩 電動ドリルのすすめ ばんばはBOSCHのGBM10RE/N推し
用途は主にエンドピン(エレキ用)の穴あけ、ネックジョイント(ネック側)の穴あけ、配線用の穴あけなどに使用しています。他にはボール盤では位置的に穴をあけることが難しい場合もハンドドリルを使います。 ボール盤を持っていない方がたまにハンドドリルで全ての穴あけをしようとしているのを見かけますが、絶対におススメしません。ギターを本気で自作、改造するのなら穴あけに関してはボール盤とハンドドリルの両方を必ず揃えて下さい。適材適所で使い分けることで仕上がり&精度も良くなります。

※ハンドドリルで精度を必要とする部分の穴あけをするのは垂直ガイドなどを使ったとしてもあまりおすすめできません。

ばんば