テレキャスターシンライン自作(2)ネック製作

テレキャスターシンライン自作

 

テレキャスターシンラインのネック製作

 

素材はハードメイプル(板目)↓

 

まずはヘッドの落とし込み加工↓

テンプレート&トリマーを使用してヘッド寸法よりも若干広めに加工します。

 

加工後↓

 

次は外周加工↓

ネック用テンプレートを木材に貼ります。

外周をバンドソーでラフカット。

テンプレートに合わせてトリマーで仕上げ加工。

 

加工後↓

 

外周加工が終わったらペグ穴加工をします↓

今回はペグ穴加工の専用テンプレートを作ってみたのでこちらを使用して加工を進めます。まず表側の穴をテンプレート穴に沿ってボール盤であけます。

表側の穴があいたらヘッド裏へテンプレートを張り替えペグ取付ビス穴をあけます。  

 

加工後↓

 

ペグ穴加工が終わったらネックの厚みとネックグリップの仮加工をします↓

バンドソーで余分な厚みをカット(完成値よりも少し厚めに)。

グリップの仮加工は南京鉋や小刀で加工。

 

加工後↓ 

 

ネック裏の加工が終わったらトラスロッド溝の加工をします↓

たわませた専用テンプレートとトリマーを使用して加工。

トラスロッドの先端とエンド部は別のテンプレートを使用。

 

加工後↓

 

溝の加工が終わったらトラスロッドナット穴の加工↓

 

加工後↓

 

次はトラスロッド仕込み時の埋め木を用意します↓

ちなみに今回は埋め木にローステッドメイプル(柾目)を使用します。埋め木程度の質量ではサウンドやネック強度への恩恵は現段階ではさほどないと考えていますが実験も兼ねて使用してみます。

 

埋め木が用意出来たらトラスロッドを仕込み接着します↓

 

接着が完了したら余分な埋め木部を豆平鉋で削り取ります↓

 

加工後↓

 

次はトラスロッドを締めてネックを逆反らし、その後直線出し加工をします↓

※ヴィンテージスタイルのトラスロッド使用時に必要な作業です。

 

次は指板の加工↓

テーブルソーとフレット溝切り専用テンプレートを使用してフレット溝の加工をします。

 

加工後↓

 

フレット溝が加工出来たらナット溝の加工をトリマーで行います↓

 

加工後↓

 

ナット溝の加工が出来たら指板の外周をカットしておきます(ネック側より若干大きめに)↓

 

外周のカットが終わったら指板を接着します↓

 

指板の接着が完了したら余分な指板サイドをネック側に合わせて削ります↓

 

加工後↓

 

次に指板面のR加工を行います↓

 

加工後↓

R値は9.5”仕様。

 

次は指板上面とサイドにボール盤で穴をあけ、ポジションマークを埋めます(接着)↓

 

加工後↓

※はみ出たポジションマーク部の処理と同時に指板面の調整(紙やすりの600番程度まで)と直線の最終チェックなども行っています。

 

ポジションマーク埋めができたらフレットをプレスで打ちこんでいきます↓

 

フレット打ち完了後↓

※はみ出したフレットサイドは研磨済み。

 

次はヘッド部のカーブ加工↓

ベルトディスクサンダーの曲線部を利用して荒加工をします。

 

加工後↓

※仕上げは紙やすり&当て板で整えています。

 

次はネック裏各部の厚みを仕上げます(いづれもベルトディスクサンダーで荒加工後に紙やすり&当て板で仕上げます)↓

ジョイント部厚みの仕上げ。

ヘッド厚みの仕上げ。

ネックグリップ部厚みの仕上げ。

 

各部厚みの仕上げが出来たら仮加工状態であるグリップ部の仕上げ加工を行います↓

 

加工後↓

型取りゲージでグリップ形状も確認しておきます。

 

グリップ部が仕上がったらナット(無漂白牛骨)を接着しておきます↓

 

ナットを接着したら指板サイドの角をヤスリで丸めておきます↓

 

次にフレットサイドの溝をパテで埋めます↓

 

パテが乾いたら余分な部分は紙やすりで削り整えておきます↓

 

最後にボディとネックをクランプで仮止めした状態でジョイントビス穴をハンドドリルであけます↓

 

加工後↓

 

以上でネック製作は終わりです↓

次回はボディ、ネックの塗装をします。※木地調整は塗装までに終わらせておきます。

今回の作業動画はコチラ↓

ばんば

スポンサーリンク
スポンサーリンク