フェンダー系ギター用牛骨オイルナットの作り方 無漂白サドルを利用

ギターリペア&メンテナンス

 

まずはコチラを用意

 

SCUD  NTB-32

サウンドハウスの価格はコチラ

 

こちらはアコギ用のサドルですが厚みが3.3mmなのでフェンダー系のギターのナットに使用できます。(取り付けるギターによって厚みの微調整と底面のアール加工は必要です)

こちらの牛骨は無漂白なので最初からある程度の油分が残っておりこの状態でも通常のナットより弦の滑りが良いのでおすすめ。

幅は105mmあるので半分にカットすれば無漂白のナットが2本分取れるのでお得です。

 

弦の滑りをさらに良くする為にはオイルを浸透させるのが有効です。

「無漂白ナット+オイル浸透」がポイントです。
「漂白」されたナットをオイル漬けした場合よりも比較的短時間で仕上がりもよいです。

 

ナットの保管&オイルの浸透には真空容器をおすすめします。

 

しっかりとナットにオイルを浸透させる為には普通の容器ではなく「真空にできる容器」を使用します。

真空にする為に「別売りの専用ポンプ」が必要な容器は一緒にポンプも買いましょう。

 

※下記画像で僕が使用している容器は金属製ですがプラスチック製でも問題はないです。

真空容器が用意できたらオイルを容器の中に流し込みそこへ無漂白ナットを入れます。その後は蓋をして容器内をポンプで真空状態にしオイルが染み込むまで待ちます。

真空状態で漬け込むので比較的短時間で浸透してくれます。浸透した後もナットの反り防止の為に容器の中で保管しておくと良いと思います。

 

オイルは低粘度の物を推奨

 

ちなみに画像で使用しているオイルは車用のエンジンオイルです。

エンジンオイルの粘度は一定の数値で表記されていて今回使用しているオイルの粘度は「0W-16」という低粘度なオイルになります。

よくレモンオイルなどを使用している方もいると思いますが個人的には仕上がりの色がいまいち好みではないです。使用するレモンオイルのメーカーにもよりますが浸透した後の仕上がりが不自然に黄色くてなんだか嘘っぽい質感になりがちだからです。

※エンジンオイルでも色が濃すぎる物だと不自然な仕上がりになりがちなので選定には注意が必要です。といっても購入前に色の事前確認はなかなか難しいですが….。

ばんば

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