そのジャック交換ちょっと待った!リペアに出す前に接点磨きのすすめ

ギターリペア&メンテナンス

 

今回はジャックのちょっとしたメンテナンス方法を紹介

 

 

「あなたはジャックの不具合で音が出なかったらどうしますか?」

一般の人が簡単にできる事ではジャック部に「接点復活剤」使ってみるとか?

一応その方法でもよいですが症状改善の効果は短期間の場合がほとんどです。

接点復活剤で様子を見る場合はこちらがおすすめ↓

ギターの接触不良に接点復活剤「KURE」コンタクトスプレーのすすめ
内容量は先ほどのエレハモの物と比べ3倍の300mlもありとても大容量です。パーツのクリーニングをするときも気兼ねなく使えて非常に重宝してます。まず「楽器用」の商品を使わないとパーツなどに悪い影響をあたえるんじゃないか?と思う方もいると思いますが接点復活剤に関しては全く問題ありませんのでご安心下さい。楽器のメンテナンス商品全般に言えますが「楽器用」とか「リペアマンご用達」というキャッチコピーが付いている物は内容量が少なかったり、価格が割高な設定となっています。

 

完全に治す場合はジャックを新しい物に交換してしまうのが一番です。しかし自分でジャック交換ができる方を除いて、基本的には楽器店などに持ち込みリペアしてもらわないといけません。

そんなリペアに出そうと思っている方、一度リペアに出す前に下記の方法を試してみてはいかがでしょうか。(下記方法で改善しない場合はジャックの交換をすすめます。)

 

まず下の画像に写っている物をご用意ください

 

左からタートルのクロームポリッシュ、ドライバー(NO.2位の大きさ)、適当な布(汚れがわかりやすいため白系)です。

※タートルのクロームポリッシュが手に入らないときは他メーカーの金属みがきなどでもいいです。

 

やり方は簡単

 

 

まずドライバーの先端に布をかぶせます。かぶせた布の先端まわり、もしくはジャック穴にクロームポリッシュを適量塗布。ジャック穴にドライバーを軽くさしこみ、ドライバーを数回ぐりぐり回します。

上記の方法でジャックの穴の中の汚れ、くすみを取り内部を磨き上げます。そうすることで接点不良を積極的に改善させることができます。

 

注意点が2つ ※必ず読んで下さい

 

1.布がジャックの穴にフィットするように布の厚みとドライバーのサイズをうまく組み合わせてやって下さい。またドライバーを回すとき差し込む力が強すぎるとドライバーの先端が布を突き破ってしまって危険ですのでご注意下さい。※ドライバーで作業するのが怖い場合は「綿棒」などで作業しても可。
2.ここまでの方法なら楽器にジャックがついた状態でできますがこの作業をする前にジャックにガタつきがないか必ず確認して下さい。ガタつきがある場合ドライバーを回した時にジャックごと回ってしまい内部の配線を切ってしまう恐れがあります。

 

最後に
 

これで大概は改善の方向に向かいますが、これでもダメな場合は一番上の画像の2の部分をクロームポリッシュで磨いてみて下さい。

それでも直らない場合原因は他にあると思います。たとえば接点部分(一番上画像2の部分)がシールドの抜き差しで物理的に変形してしまってるなど。まれにですがシールドとジャックの相性が悪く音が途切れる症状が出る場合もあります。その場合は他のシールドで異常がないか確認してみましょう。

ばんば

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