木材の厚みを落とす方法としては例えばサンダーやルーターで削ったり、手カンナで地道に加工するなどの手段があるかと思います。
ですがそれだとどうしても時間が掛かり過ぎたり、場合によっては厚みが均一にならなかったりと少々難が出てくる場合があります。
そんな時に役立つ工具がこちら↓
僕が使用しているのは日立 P100LA(廃盤)
この機械では上の開口部分に木材を入れる事により任意の設定した厚みに削り出してくれます。
P100LAは幅312mmまでの木材しか対応できないのでストラトやテレキャスターなどのボディには使えません(ちなみにストラトの横幅は320mm前後)。
僕はネック材、指板材、ブックマッチ材(接着前)の厚みを落とす時に自動カンナを使っています。
※ストラトやテレキャスターのボディの厚みを自動カンナで削りたい場合は330mm幅の自動カンナを選択する必要があります。
僕のようにネックや指板、幅の狭い木材にのみ使用する場合は下記の京セラ(旧リョービ)やマキタの自動カンナが無難かと思います(品質やアフターサポートも比較的良いので)。パオック(PAOCK)はブランド的には2流、3流にはなりますが「330mm幅までの加工が絶対に必要」という方には選択肢として考えても良いかと思います。
※幅304mmまで加工可能
※幅304mmまで加工可能
※幅330mmまで加工可能
手押しカンナは自動カンナ同様に厚みを落とす機械です。
自動カンナが開口部分に木材を入れると内部のローラーで木材が移動し加工された状態で出口から出るのに対して、手押しカンナは最初から最後まで自分の手で木材を押さえながら移動させ削っていきます。全体を削るのはもちろん、特定の部分だけを削りたい場合などに手押しカンナを使います。(反りの修正など)
※手押しカンナは自動カンナよりも注意を払って使わないと大きなけがをする可能性があります。
ちなみに僕が使用しているP100LAは自動カンナと手押しカンナが「一体」になってる機械です。本体の横に手押し部分が付いています↓
市販されている中でのおすすめの手押しカンナはこちら↓
※残念ながらこちら廃盤になりました。現在購入できるものは中古品がほとんどとなりますのでご注意下さい。
旧リョービ時代から定評のある定番機種です。
木材のサイズや作業スペースの都合によっては手に持って加工していく電動カンナを使用する事もあります。
画像の機種はRYOBI L-120TB。
お求めやすい価格帯だと下記の物が良さそうです↓
購入する時は切削幅に注目してみてもいいかもしれません。
使いやすいのは82mmから92mmぐらいですが、一度で広範囲を削りたい場合は110mm以上を選んでみてはどうでしょうか。
ばんば