ストラトキャスター自作(9) パーツ組込~完成

ストラトキャスター自作

 

パーツを組み込んで仕上げます

 

前回ピックガード内である程度の配線は済ませてあるので残りのジャックと弦アースの配線をします↓

 

ブリッジ類も装着しておきます↓

 

各パーツ取り付け後はネックをボディにジョイントし弦を張りナットの加工もしておきます↓

 

この後全体セットアップを行い完成となりました。

 

仕様は以下になります。

BODY :Alder 2P All Lacquer
NECK :Maple All Lacquer
GRIP SHAPE :Standard U
NUT:Oil nut
SCALE :648mm
FRETBOARD :Rose Wood
FRET :22F 三晃214H
RADIUS :240R(9.5)
PICKUPS :Handwound Pickup
Control :1VOL 2TONE 5WAY SW(CTS&OAK)
BRIDGE :Gotoh GE101TS
TUNER :Gotoh SD91
Weight:3.485kg

 

完成画像がコチラ↓

ボディカラーはソニックブルーです。ソニックブルーと言ってもメーカーによって「青み」が濃かったり薄かったりしますが今回は青みを抑えカジュアルになりすぎないように気を付けました。

 

今回の指板も悪くはないですが色の濃さはテレキャスターの時よりも薄いです↓

 

艶消しのネック裏↓

 

ヘッドトップは艶有りです↓

 

重量を測ってみました↓

3.485㎏。

製作段階での予想では3.5㎏は下回るだろうと言いましたが結構ギリギリでしたね。

一般的な重量基準は下記を参考に↓

ギターの重量 軽い?重い?の目安 あなたも計測してみよう
一般的には軽い方が生鳴りが良かったり体への負担が少ない事がある為好まれる傾向にあると思います。他にはSGやファイヤーバードなどのボディが薄いタイプを愛用している人でヘッド落ちが嫌な人は重めの物を選ぶといいかもしれません。他にも様々なモデルがありますがエレキギターであればおおむね「3.5kg」あたりを基準に僕は重量の判断をしています。当時は楽器通販サイト「デジマート」や「j-guitar」を覗いても各ギターの重量はあまり表記がされていませんでした。現在ではどうか?重量をしっかりと計測し販売ページに記載している楽器店が記事を書いた当時より増えてきています。

 

このギターの感想として主観ではありますがフロントは大人っぽく艶のあるサウンド、センターはコンプ感のあるクリアサウンド、リアは細すぎずヌケの良いサウンドとなっています。ピックアップはハンドワイヤリングのオリジナルとなっています。

ブリッジ(トレモロ)はGotoh製で最初はイナーシャブロックをスチールかダイキャストで迷いましたが結果的にスチールにしてよかったと思います。生鳴りの響きやアンプからの鈴鳴り感はスチールブロックならではだと思います。

あらためて思いましたが少ない製作費(今回は¥34,113)でも作業一つ一つを丁寧に追い込んでやれば良質なギターを作るのは可能だという事。

製作費用やパーツはこちらを参考に↓

ストラトの材料費&パーツ購入先リスト
今回のストラト製作では前回、前々回のテレキャスターとは違い各木材のグレードを1ランク下げて購入しています。運が良かったのか届いた木材はランクを落としたにも関わらずそれなりに良い物だったのはうれしい誤算です。他のパーツなどは定評、信頼性のある事はもちろん、全体の費用バランスを考えてチョイスしています。ボディ、ネック、ピックアップをハンドメイドで製作する事により低コストにまとめています。

これにて「ストラトキャスターの自作」を終了とします。

ばんば

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