僕が20歳位の時はよくホームセンターで1本\200前後のドライバーを使用していました。(透明な赤とか青とか緑のやつです)
安いやつでもドライバーとしての本来の作業は問題なくできるからいいと思ってたんですね。
そんな当時何の前ぶれもなく専門学校時代の同期に「工具に金かけてないねお前、だめだよ」と言われました。
あまりに突然だったので「イラッ」とはしましたがそれを機にちょっと高めのドライバーを買ってみる事にしました。
それで実際に使ってみたところ安い物よりも質感や作業性がよい事にビックリしました。
例えばピックガードのビスを緩める時とかドライバー先端が滑ってボディにコツンとぶつけた事はありませんか?
もしそれがラッカー塗装とかだったらそこそこ目立つ打コンができる可能性もあります。
その他にもビスが舐めてしまうなどのトラブルもあります。
こういったトラブルを良質なドライバーを使用する事で最小限に抑える事ができます。
というわけで僕が愛用しているドライバーはこれです↓
このメーカー自体はドイツです。
上記画像を見て分かると思いますがグリップ部は人間工学に基づいたWERA特有の形状になっています。このため力が入り易く握った時のフィット感も良いのが特徴です。
またドライバーの先端は細かくギザギザしているのも特徴の一つです。このギザギザがビスのネジ山にしっかりと噛む事で先端が滑りづらく安定したネジの締め付け&取り外しが可能です。
WERA社の工具はこれ以外にも全般的に非常によくできておりコストパフォーマンスも他メーカーと比べてもとても良いのでおすすめできます。
上記ドライバーの他にロングドライバー(オクターブ調整時とかに重宝)もWERAを使用しています↓
ドライバー以外にも僕はWERAの六角レンチセットも使用しています。こちらもギターを調整する上でとても重要な工具だと思っています。詳しくはこちら↓
最後に
工具に対して心得(こころえ)のある楽器店の店員さんやメーカーリペアマンは「良質な工具を使用する事はプロの仕事上で欠かせない」事だと考えているはずです。
では一般の人たちが使用する工具はどうか?
答えとしては一般の人もプロの人同様に良質な工具を使用した方が良いと僕は考えます。なぜなら自分の大切な楽器を傷つけてしまう機会は少ないに越した事はないからです。
また良質な工具を使用するという事自体が調整の大切さを知る良いきっかけになったりもします。
ばんば