ステンレスフレット対応のタングニッパー購入 StewMac Deluxe Fret Tang Nipper

ギターの自作、調整のおすすめ工具

 

StewMac Deluxe Fret Tang Nipper

 

StewMac Deluxe Fret Tang Nipperがお安くなっていたのでいい加減購入しました(発売当初から欲しかったのです)。

価格はこの記事を書いている時点で59.99ドルです。僕が購入した時はStewmax会員割引セール(さらに15%OFF)中で50.99ドル(約¥7,500)で購入しました。

 

さてこちらがDeluxe Fret Tang Nipperですが通常の物と違うところはステンレスフレットに対応しているという事です。

販売サイトは下記を参考に↓

StewMac Deluxe Fret Tang Nipper - StewMac
stewmac heavy duty fret tang nipper for fretting bound neck stringed instruments

 

一方こちらは今まで使用していた通常仕様のタングニッパー。こちらもStewmac製ですが古いタイプですので現在は販売されていません。こちらは基本的にステンレスフレットへの使用は推奨されていません。

とはいえこれしか持っていなかったのでやむを得ずステンレスフレットにも使用していました。加工時はステンレスフレットの硬さゆえに非常にしんどい作業となります。ちなみに刃の部分は欠けはしなかったものの多少の変形は生じてきています。

※フレットはステンレスフレットの中でも硬いとされるジェスカー製を基準としています。

現行で販売されている通常タイプのタングニッパーは下記を参考に↓

StewMac Fret Tang Nipper - StewMac
Makes installing frets on bound fingerboards fast and easy. Handles all fretwire: Small, Medium and Large.

 

 

ここからは実際にDeluxe Fret Tang Nipperを使用した感想です↓

※フレットはジェスカー製ステンレスフレット#55090-SSを使用。

まずこちらのタングニッパーはタングカット加工幅を一定にできる構造(ガイド付)となっています。加工幅はボルトを緩めガイドを左右にずらす事で調整できます(画像は最大幅での設定になっています)。

ちなみに加工幅ガイドは取り付けなくても一応使用できます↓

 

タング加工後↓

加工の仕上がりは全く問題ありませんでした。ただし簡単にスパスパとカットできるかと聞かれればそんな事はないです。

やはりステンレスフレットの加工にはかなりの力が必要です。とはいえ通常タイプの物と比べたらだいぶ負担が減るのでもう通常タイプには戻りたくありません。

 

ちなみに本体は約22.5cmと通常タイプよりも全長が長くなっているおかげで加工時はグリップ下部を握ってカットすればてこの原理で力がより伝わりやすいと思います。

 

付属品はフレットサイズに応じて使い分けるガイドなどがあります↓

各フレットサイズ用ガイド→加工幅ガイドの順に取り付け最後にボルトで締めこんで使用するのが基本的な使い方です。

感想は以上です。

通常タイプのタングニッパーを既に持っている方もしくはステンレスフレットをほとんど加工しない方でもDeluxe Fret Tang Nipperは持っていて損はないと個人的には思います。

ばんば

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