まずは全体の木地調整を行います↓
紙やすりの番手は150番~600番まで徐々に上げながら研磨します。
バック板はラウンドしているので木地調整時には形状が崩れないよう注意しながら研磨していきます。(トップ板もラウンドさせている場合は同様)
木地調整完了後↓
木地調整が完了したらブリッジの位置決めをします↓
まずスケールラインをボディ側に記入します。(後で消しゴムで簡単に消せるぐらいの濃さで書いておきます)
※僕はスケールを約628mmに設定していますので12フレットの中心から約314mmの位置がスケールラインとなります。
スケールラインを記入したらブリッジを当てがいながら位置を確認します。位置決めの目安はスケールライン(赤線)と1弦のサドル先端が同列になるぐらいが一般的です。
位置が決まったらブリッジの外周をボディ側に薄く罫書きます。
次にブリッジ位置に貼るマスキングテープを用意します(ブリッジ接着面に塗装を乗せない為)↓
カッティングマットなどにマスキングテープを貼りその上にブリッジを置いて外周を切り抜きます。
切り抜いたマスキングはさらに外周を0.5mm~1mm位小さく切り抜きます↓
マスキングテープの切り抜きが完了したら先ほど罫書いたブリッジ位置を目安にボディへ貼ります↓
貼り終わったら罫書いた線は綺麗に消しておきます。
次に指板面もマスキングテープで保護しておきます↓
指板のマスキングが終わったらサウンドホール内に塗装が回り込まないようにマスキングをします↓
マスキングの方法としてまず画像の用な一般的な風船をサウンドホール内部で膨らませます。
風船の膨らませ具合は下記画像を参考にして下さい。
風船がサウンドホール内に収まったらサウンドホールよりも少し大きめの厚紙を用意します↓
僕は丸くカットしたダンボールの切れ端を使用しています。
厚紙を画像の用にサウンドホール内に収めればマスキングの完了です↓
風船の反発で厚紙が内側から押されサウンドホールを塞ぐというのがこの方法になります。
全てのマスキングが終わったら塗装です↓
今回はウッドシーラー(ヤニ止め)を1回吹きつけました。
次回はマホガニー部の導管をフィラーで目止めします。
ばんば