下の画像では指板サイドはメイプル部に対してはみ出た状態です↓
指板のはみ出た部分は豆平鉋や鉄やすりなどを使用してある程度削っておき、その後にトリマーで仕上げていきます↓
次に指板のR加工をします↓
今回もRは9.5(240mm)です。この段階では紙やすりの150番をサンディングブロックにつけて削っていきます。(同時に指板の直線もスケールで確認しながら行います)
R加工が終わった後は指板上面とサイドにポジションマークの穴を開けていきます↓
開けた穴にポジションマークを埋めます↓
ポジションマークを埋めた後ははみ出た部分を削ります。指板面は240番、320番、600番の紙やすりで削って仕上げています。(もちろん指板面の直線を確認しながらです)
次はフレットを打ちます↓
今回のフレットはスチュマックの#155(高さがあり幅は狭めのフレット)を使用します。
フレットはいつも通りボール盤に取り付けたフレット専用プレスで打ち込んできます↓
打ち込み完了後↓
次にヘッドトップのカーブ加工をします↓
ベルトディスクサンダーで荒加工して仕上げはノミや紙やすりで仕上げます。
カーブ加工完了↓
次はベルトディスクサンダーでジョイント部とヘッドの厚みを落としていきます↓
完成予定の厚みはジョイント部が25.5mm、ヘッド部が14.5mm。
厚み調整が終わったらネックグリップの本加工に入ります↓
いつも通り南京鉋で削っていきます。厚みは今回1フレットで約22mm、12フレットで約24mmで普通よりも太めなネックにしていきます。
加工後↓
次はフレットサイドの隙間にパテを押し込んでいきます↓
使用するパテは「コクソウッドパテ」です。
パテ埋め後↓
次にナットを加工して取り付けていきます↓
素材はオイルに漬けた牛骨を使用します。
取り付け後↓
ナット取り付け後は木地調整を紙やすりの150番、240番、320番、600番の順に行いました↓
※ジョイント部のサイドはこの段階ではまだ削っていません。
ネックとボディのジョイント部は収まり具合を確認しながらネック側のジョイントサイドを紙やすりで慎重に削っていきます(木地調整も兼ねてる)↓
※この部分はあまりにもタイトすぎると塗装後にはまらなくなる場合があるのでほんの少しだけ緩い位が個人的には良いと思います。(極薄塗装の場合はタイトな状態でも大丈夫です)
丁度良く収まったらネックをクランプでボディに固定します↓
固定した状態でジョイント用のビス穴をドリルで開けていきます。ドリルの径は3.5mmを使用しています。
次はボディのジョイント部サイドをネック側に合わせて削っていきます↓
加工後↓
ピッタリになりました。
ネック側はこれで後日塗装に入ります↓
指板面はマスキングで保護しておきます。
ボディも木地調整が完了しましたので後日塗装に入ります↓
今回はここまで
ばんば