ヴィンテージスタイルのテレキャスターはピックガードを外せばネックの調整ができる場合があります。
そもそもヘッド側にトラスナットがあるものはネック調整時にネックを外さなくてもいい事は当たり前ですよね。この方法を使用するのはネックエンド側にトラスナットがあり、21フレット仕様もしくは22フレットでつば出し仕様ではないものです。
また下の画像のように赤丸部分に溝加工がされているタイプです。多くのテレキャスターにこの加工はされていますが、最初から加工されていないものもありますので、まずはピックガードを外して確認してみて下さい。
※つばだし仕様のギターでもつばだしの長さが短ければレンチの長さで対応できる場合もありますが、そうでない場合はネックを外すしかありません。
※このギターはフロントピックアップがP90ですが、通常のテレキャスターピックアップがのっている物でも問題ありません。
溝加工があれば方法は簡単です。溝にちょうど入る専用の工具を使いトラスナットを回していくだけです。これならネックを外すことなく調整できるのでギターに余計な負担を掛けずに済みます。
上の画像で使用している工具はネック側のトラスナットが十字タイプの場合です。使用している工具はこちらです↓
トラスナットが十字タイプではなく六角穴の場合は下記の首幅が狭い六角レンチをお使い下さい。こちらは六角穴が5mmに対応したものです。それ以外には使用できませんので六角穴のサイズは要確認です。(よく使用されているのは5mmです)↓
最後に
慣れている人がネックを外す時はギターへの負担も最小限に抑えられますが、逆にそうでない人がネックを外す時は思いのほかギターに負担が掛かったり、トラブルが発生しやすいです。
もし今回ご紹介した方法がお持ちのギターに使用できる場合はぜひお試し下さい。
ばんば