ギターを始めたばかりの方ならネックのスケール自体を知らないという事もあるかと思います。
スケール表記はナット(0フレット)からブリッジサドル(1弦)までの長さ以外にもスケールの半分の長さ(ナットから12フレットまで)を表記している場合もあります。以下例参照。
例:「スケール324mm」この場合は2倍にした数値の648mmが全長なのでロングスケールとなります。単純に表記が違うだけです。(ミディアムスケールの場合→314mm(半長)=628mm(全長))
下記が各スケールを採用してるメーカーもしくは機種になります。
このスケールをよく使用しているメーカーはフェンダーが有名です。
スケールが短い物は長いものと比べた場合、各フレットとの間隔が狭いです。また単純にネック全体が短いのでコンパクトに仕上がっているものが多くギターの取り回しも容易なことが多いです。また弦のテンションは弱めで、音の張りは抑えられています。フレットの間隔が狭いので手が小さい方や、小柄な方に向いていると思います。
スケールが長くなれば上記の逆でフレットの間隔が広く、ネック全体も長めで、弦のテンションは強くなり、音の張りもでてきます。こちらはフレットの間隔が広いので手の大きい方でもコードを押さえる時など窮屈になりにくかったり、ハイフレットでの演奏性は高いです。逆にローフレットだとコードによっては指が届かないこともあります。
他にはミディアムとロングの間にPRSのスケール(635mm)がありますがスケールの特徴はミディアムとロングの中間と思って問題ないかと思います。
※なお上記説明が全てではないですので参考程度に頭の片隅で覚えておいてください。
例えばロングスケールのギターを長年愛用している人が急にミディアムスケールのギターに持ち替えるとフレーズによってはちょっとした演奏のミスが出る事があります。(ミディアムスケール→ロングスケールの逆パターンも同様)
僕の場合はフェンダーからギブソンに持ち替えたらハイポジションでのソロフレーズで押さえるフレットを通り越してしまいミスをする事があります。
きっと体にフェンダースケールが染みついているんだと思います。
ばんば