以前に3ply白ピックガードを製作しましたが本日はバリエーションとして1ply黒ピックガードを製作しました。詳しいピックガードの製作過程は前回の記事を参考にして下さい↓
テレキャスター自作(2)ピックガード製作~ボディ加工終了
まずは平板と型元を裏返しにします。(平板は保護テープが付いていない方が裏)画像のように裏返しのまま両面テープで任意の位置に貼り付けます。表裏を間違えると材料の無駄になってしまうので注意して下さい。貼り付けたらバンドソーもしくは糸ノコで大まかにカットしていきます。大まかにカットしたらルーターテーブルに取り付けたトリマーで加工していきます。ピックガードの加工はテーブル加工が推奨です。テーブル無しだと非常にやりづらいです。今回使用するのはコロ付きストレートビットと面取りビット(45°)です。
今回のピックガード製作は前回製作したピックガードを型として製作していきます。
ヴィンテージのテレキャスターには1plyの黒いピックガードが装着されています。素材はベークライトでできており加工後には仕上げとして表面にラッカーコートがされています。
今回は特にヴィンテージの再現をするつもりはないので素材にはホームセンターなどで売られている2mm厚の塩ビ板を使用してます。特にベークライト製にこだわりがなければ加工性が良い塩ビ板がおすすめです。
まず塩ビ板の上に型のピックガードを貼り付けトリマーでトリミングしていきます。その後にビスの穴をあけていきます。
トリミングとビス穴加工が終わった後の画像です↓
全体の加工が終了したら表面の塗装に入ります。
塗装をする前に紙やすりの600番、1000番程度で表面の研磨と角を丸めておきます。
塗装を終えた画像です↓
ラッカーの吹き付けは4回ほどしています。最後の4回目の前に紙やすりの1500番位で軽く表面をならして仕上げています。(水研ぎ)
仕上げは吹きっぱなし状態であえて光の反射がぼんやりとした艶感にしています。この雰囲気はラッカー塗装ならではと思います。
ラッカー塗装をする前の素材そのものの艶感はコチラ↓
上の画像と比べると光の反射が均一です。ここら辺は完全に好みなので単純に取り付けるギターの雰囲気に合うか合わないかで選べばいいと思います。
ばんば