レスポールスペシャル(DC)自作(13) 完成

レスポールスペシャル(DC)自作

 

ペグ取り付け、ナット加工、全体調整を行い完成です

 

まずはペグのブッシュを専用の工具でハンドプレスします↓

工具の詳細はこちら↓

Tuner Bushing Press - StewMac
Our unique handheld tool installs and removes press-fit peghead bushings easily and safely.

※上記工具使用以外の方法、例えばボール盤でのプレスやハンマーでの打ち込みなども可能ですがその場合はヘッドに負担が掛からない形で作業をしましょう(誰かにボディを支えてもらいながら作業をするなど)。

 

ブッシュが付いたらペグの位置決め(角度決め)をし取り付けます↓

 

ストラップピンも付けておきます↓

※エンド側も付けてます。

 

ペグが付いたのでブリッジとテールピースを取り付け弦を張ります↓

 

弦を張ったらナットの溝と外周加工を行います↓

 

ナット加工後↓

 

最後にロッドカバーと各種ノブ(POT、スイッチ)を取り付けます↓

 

完成(全体調整済み)↓

 

このレスポールスペシャルの重量は3.355kgでした。

ダブルカッタウェイのレスポールスペシャルとしては丁度良い重量かと個人的に思います。

一般的な重量基準は下記を参考に↓

ギターの重量 軽い?重い?の目安 あなたも計測してみよう
一般的には軽い方が生鳴りが良かったり体への負担が少ない事がある為好まれる傾向にあると思います。他にはSGやファイヤーバードなどのボディが薄いタイプを愛用している人でヘッド落ちが嫌な人は重めの物を選ぶといいかもしれません。他にも様々なモデルがありますがエレキギターであればおおむね「3.5kg」あたりを基準に僕は重量の判断をしています。当時は楽器通販サイト「デジマート」や「j-guitar」を覗いても各ギターの重量はあまり表記がされていませんでした。現在ではどうか?重量をしっかりと計測し販売ページに記載している楽器店が記事を書いた当時より増えてきています。

 

まとめ

僕が今回レスポールスペシャル(DC)を作るにあたってはブリッジ周りやチューニングの安定性、あと一味違ったP90サウンドの構築ができたらなと思っていました。

ブリッジ周りはラップアラウンドではなくチューンオーマチックとテールピース仕様にしましたのでオクターブ調整やイントネーションは良好です(見た目のヴィンテージ感は欠けますが….)。

ペグは同じくヴィンテージスタイル(3連ペグ)ではなく単一のGotohクルーソンタイプのペグにしているので特にチューニング時のストレスは感じません。

ピックアップは一見P90ですが中の構造はほぼフェンダー系ピックアップです(ピックアップ製作時の記事を参考に)。なので通常のP90よりもハイ上がりのサウンドになっています。ただしサイズ自体はあくまでP90そのものですので特有の太さや歪ませた時のイナタさや雑味(ワイルドさとも言えなくはない)は存在しています。

 

製作費は事前に公表したリストとほとんど変わりません↓

※こちらのリストのピックガード、フレット、配線材、塗料、その他部材類などは使う分だけを費用として計上しています。(塗料はほとんど16Lもしくは4Lの価格に対して算出しています。)

※パーツ購入時の送料は含まれておりません。

 

今回の作業動画はコチラ↓


ばんば

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