レスポールスペシャル(DC)自作(12) フレットすりあわせ、配線など

レスポールスペシャル(DC)自作

 

フレットすりあわせ~アッセンブリー組み込み

 

まずフレット以外の指板面をマスキングテープで保護していきます↓

 

指板面の保護が完了したらすりあわせ棒(鉄のブロック)に紙やすりを付け各弦(1~6弦)の通り道に沿ってフレット全体を削っていきます(紙やすりの番手は320番前後)。

※ネックは限りなく真っ直ぐに近い状態になるようトラスロッドの調整を行ってからすりあわせ作業に入ります。

 

フレットの直線出し作業は各弦の通り道に沿ってスケールをあてた時にフレット同士の隙間がなくなっていれば終わりです↓

 

各フレット同士の直線が整ったらフレットサイドのエッジを鉄ヤスリで丸めます↓

 

サイドのエッジを丸めたらフレットの上面を紙やすりで丸めていきます↓

※紙やすりの番手は320→600→1000→1500と段階を踏みながら使用しています。

 

フレットを丸め終わったら研磨剤(ピカール)とミニルーターでフレットを研磨していきます↓

 

研磨完了後↓

研磨が終わったらマスキングテープを剥がしオイルワックスで指板の汚れ落としと保湿を行っています。

 

 

フレットのすりあわせが終わったらピックガードやジャックプレート等を取り付けておきます↓

 

次に電気系統の配線を行います↓

作業性を考慮してある程度の配線はボディ外で済ませておきます。

ボディ外で配線する時は画像の用にボディのザグリ形状を模したテンプレートに各パーツを取り付けて作業する事でザグリ内に戻す時がスムーズです。

 

配線後↓

 

ボディ外での配線が完了したらそのままの形でザグリ部に取り付けます↓

表側からナットで固定。テールピースの穴には弦アース用の線も仕込んでおきます。

 

弦アースを仕込んだらテールピースのアンカーをプレスします↓

※テールピースの穴はある程度面取りをしています(プレス時に塗装が割れ広がらないようにする為)。

 

次にブリッジスタッドを取り付けます↓

取り付けには画像の専用ドライバーを使用していますが「手締め」でも問題ないです。手締めの詳細は以前のレスポール製作記事などを参考にしてみて下さい。

レスポール自作(11)艶出し~組み込み
配線はボディへ組み込む前にある程度済ませておきます。画像のようにコントロールキャビティと同じ寸法のテンプレートを事前に作っておくと便利です。トグルスイッチの配線はギブソンと同様にシールド線3本を使用します。次はペグブッシュの取り付け↓角度付きヘッドはブッシュを叩き入れたり、ボール盤でのプレスがやりづらいのでブッシュ用ハンドプレスを使用して取り付けます。

 

最後にピックアップを取り付け残りの配線を行います↓

配線が終わったらバックパネルを取り付けておきます。

今回の作業動画はコチラ↓


ばんば

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