BTMTのトリマービット「いいね!」。試し加工しました(比較) 

ギターの自作、調整のおすすめ工具

 

前々から気になっていたBTMT!

 

まずはじめにBTMTとはDIY関連で役立つ工具を販売している「オフコーポレーション」さんが取り扱っているトリマー&ルーター用のビットです。

オフコーポレーションさんではBTMT以外のビットを販売していますがBTMTはブランドイメージとしては格上のビットという立ち位置になるかと思います。

BTMTのビットはオフコーポレーションのサイトとは別の専用サイトで展開されています↓

BTMT日本現場仕様のルータービット
高品質なルータービット「日本現場仕様のBTMT」専門ショップ 鏡面砥ぎのこだわりの品質。高品質なルータービットのブランド「BTMT(ビットもっと)」厳選したビット形状を、ミリ寸法で新しくデザインしたオリジナル。

 

さて僕が今回初めて購入したBTMTのビットがコチラ↓

「BTMT B21-11」刃径が12mm、刃長が6mmのものです。

 

僕のギター製作で一番と言ってもいい位多用しているのがSTAX TOOLSのビットでした(下記画像右)。このSTAX TOOLSのビットの良いところは刃長が5mmと短い所です。

ギター製作用に販売されているテンプレート(冶具)は薄い物が多く、刃長が長すぎると扱いづらいので短い刃長のビットは非常に重宝します。

今回購入したBTMTのビットはSTAX TOOLSのビットと刃の寸法は大体一緒なので用途としては同じように使用できます。

BTMTのビットはSTAX TOOLSのビットよりも優れている点がいくつかあります(主観)。それは刃が4枚刃になっている事です。一方STAX TOOLSは3枚刃です。あとBTMTの方がビットの全長が少し長いので掘る深さにも多少余裕がでます。ボールベアリングの固定方法がスナップリングじゃないところも個人的には好印象です。

※STAX TOOLSのビットは僕が購入していた時期は3枚刃仕様だったのですが現在は2枚刃仕様で販売されています。

 

下記からはギター製作においてBTMTとSTAX TOOLSのビットでどれだけ違いがあるかの加工実験です。ちなみに掘る形状はストラトのネックポケットにしてみました↓

※注意点としてSTAX TOOLSのビットは新品状態ではない為多少切れ味は落ちています。

 

まずはSTAX TOOLSのビットから↓

こちらが加工後↓

大体7~8mm程掘っています。

 

上記続きの部分からはBTMTのビットで掘っていきます↓

 

こちらが加工後(全ての加工が終わったのでテンプレートは取り外しています)↓

違いが分かりますでしょうか?

まず底面の滑らかな仕上がりは一目瞭然ですね。最初のSTAX TOOLSで掘った底面にはいくつか加工の荒さが目立っていました。

そして何よりの違いがネックエンド部の焦げです。どうしてもカーブ部やこじんまりとした部分は焦げが出やすいです。

ネックポケット上部のSTAX TOOLSのビットで加工した部分には焦げがはっきりとでてしまっていますが逆に後に使用したBTMTのビットで加工した部分にはほぼ焦げが出ていません↓

 

誤解を与えたくはないのですが上記画像では仕上がりに大きく差が出ましたがBTMTのビットも使用を続ければ当然切れ味が落ち焦げも出てくるでしょう。

また木材の種類によっても加工の仕上がりに違いは出てくると思います。ですがそれらを考慮しても僕はBTMTのビットが非常に気に入りました。加工時の滑らかに掘る(削る)感覚はちょっと病みつきになりそうです。

もしビットの買い替えを検討している方がいれば次回はBTMTの検討をおすすめします。僕はちょっとずつBTMTのビットを揃えていく予定です。

追記↓

ボディの外周仕上げ用にBTMTのルーター用ビットを新たに購入しました。下記記事に切れ味や加工時の焦げ具合の有無も記載しています(加工時の動画有り)。↓

SSHのストラト自作開始(1)ボディの外周加工~ピックアップザグリなど
SSHのストラトの製作開始です。このシリーズから動画での配信も開始です。まずは事前に製作しておいたボディのテンプレートを元にストラトの形状をボディ材に罫書きます。次に罫書き線に沿ってボディの外周をバンドソーでカットしていきます。ちなみに先日購入したBTMTのトリマー用ビットが気に入ったのでルーター用のビットも新たに購入しました。BTMTのビットはあまり焦げが出ませんでした

ばんば

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