SSHのストラト自作開始(1)ボディの外周加工~ピックアップザグリなど

ストラトキャスター自作2(SSH)

 

SSHのストラトの製作開始です。このシリーズから動画での配信も開始です。

 

※動画は記事の一番下にあります。

まずは事前に製作しておいたボディのテンプレートを元にストラトの形状をボディ材に罫書きます。テンプレートの製作は以前の記事を参考にして下さい。

SSHのストラトボディ用テンプレート(冶具)を作っておきます
下記からは製作した上記テンプレートにいくつか修正加工をします。この段階ではあくまでヴィンテージスタイルのテンプレートとなっており一部のモダンなトレモロブリッジには対応できない可能性があります。僕が次回製作するSSHのストラトにはGotohの510Tを搭載する予定です。このブリッジはヴィンテージスタイルのギターに取り付ける時は加工が必要な場合がほとんどです。下記画像は510Tをテンプレートに合わせたところです。ご覧の様にアーム部が大きい為に上手くザグリ内に収まっていません

 

 

次に罫書き線に沿ってボディの外周をバンドソーでカットしていきます↓

※カットしたネックジョイント周りの材は後で使用するのでとっておきます。

 

大まかなカットが終わったら罫書き線よりも多く余ってしまった部分などは鉄ヤスリやサンダーである程度加工しておき、その後にテンプレートを両面テープでボディ材に貼り付けます↓

 

テンプレートを貼り付けたらテーブルに取り付けたルーターでボディのトリミングを行います。ちなみに先日購入したBTMTのトリマー用ビットが気に入ったのでルーター用のビットも新たに購入しました↓

 

加工後↓

BTMTのビットはやっぱり良いですね。僕の製作ブログでは今まで加工で焦げなどが目立った場合はある程度研磨(焦げ取り)をしてからの画像を記載していました。

下記の画像は特に研磨をしていません。カッタウェイ部などの加工は長いルータービットでトリミング加工をすると結構木材に負担が掛かり焦げが出やすいのですがBTMTのビットはあまり焦げが出ませんでした(とはいえ全く焦げがないわけではないですが)。

 

外周が仕上がったら表側のザグリ部の加工を行います↓

事前にボール盤でザグリ部に穴あけ(深すぎ注意)をしてからトリマーで徐々に掘り下げます。

 

加工後↓

 

次はトレモロキャビティ部の加工です↓

表側からの貫通したザグリを位置決めの目安にしてテンプレートを貼り付けます。加工は上記ザグリ部と同様にトリマーで仕上げます。

 

加工後↓

 

トレモロキャビティ部の加工が終わったらネックポケット(ジョイント部)の加工を同様に行います↓

テンプレートの先端にはカットしたボディの端材を置き固定する事で安定した加工ができます(同じボディから切り出した材なので高さなどは一緒のはずです)。

※逆に高さの異なる材だとジョイント部の底面が平面にならないので注意。

 

加工後↓

今回はここまでです。次回はジョイントビス穴の加工から行いたいと思います。

今回の作業時の動画は下記になります↓


ばんば

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