ムスタングのボディ&ネック用テンプレート(冶具)を作る

ムスタング自作テンプレート(治具)の製作

 

ムスタング自作用のテンプレート

 

いつものように下記サイトから製図をダウンロードしてプリントアウトしています↓

Fender Mustang / Cyclone Guitar Templates | Electric Herald
A guitar building template for the Fender Mustang (or Cyclone) model. Use these full-sized diagrams to trace out the gui....

※いつも通り4枚に分けてプリントアウトした後に各センターラインを合わせて一枚になるようテープで繋げています。

 

プリントアウトした製図はMDF板に貼りバンドソーでカットしていきます↓

 

カット後は外周を製図の線に合うように削っていきます↓

 

外周加工完了後↓

 

外周加工後はザグリ部分の加工をします↓

あらかじめボール盤で穴あけをして残りはテーブルに取り付けたトリマーで荒加工。最終的には鉄やすりなどで線に沿って仕上げます。

 

ザグリ部が仕上がったらブリッジスタッド部の穴あけ↓

 

最後に製図を剥がしセンターラインを書いて完成↓

 

次にネック用テンプレートの製作

 

一番最初に紹介したサイトではムスタングのネックに関する製図はないです。(なぜかサイクロンになっています)

なので以前に製作したストラト用のネックテンプレートとジャズマスターのヘッドテンプレートを使用してムスタング用ネックテンプレートを作っていきます↓

※ジャズマスターヘッドを利用する理由は初期のムスタングがジャズマスターのヘッドと同じ形状だからです。(いわゆるスモールヘッド仕様のムスタングというやつです)

 

まずはテーブルソーでフレット溝を浅く切っていきます(目印用として)↓

ちなみにムスタングはショートスケールです。ショートスケールはロングスケールの1フレットからブリッジまでの距離と全く同じです(約610mm)。なのでロングスケールのフレット溝切り用テンプレートを流用する事が出来ます。

※ロングの1フレットがショートの0フレットになりますので1つずつフレットをずらしていく感じです。(ロングの13フレットがショートの12フレット)

 

溝切り後はネックエンドとナット幅を罫書きます↓

ネックエンドの形状と最終フレットからの寸法はストラトと一緒なのでストラトのテンプレートをあてがって罫書いています。ナット幅は約42mmに設定しています。

罫書き終わったらネックエンドとナット位置を直線で繋げます。

 

次にヘッド形状を罫書きます↓

0フレット位置にジャズマスターのヘッドテンプレートを合わせて罫書きます。

※今回は初期仕様のスモールヘッドなのでジャズマスターヘッドにしていますが通常仕様にしたい方はラージヘッドを選択しましょう。

 

ヘッドの罫書きが終わったら各部その通りに鉄やすりやサンダーで削って完成です↓

※ペグ穴は必要に応じてあけて下さい。

ばんば

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