ギターを作るのだからギターを作る為だけの工程を忠実にやっていればいいでしょと思われる方もいると思います。
たしかにそれも一理有るのは事実。だけど自宅や小規模環境でのギターの自作にはそれだけではダメな状況に出くわす事もあります。
ちなみにテーマで言った「一般的なDIY能力」というのは例えば日曜大工でお父さんがテーブルやイス、棚などを作ったりする位の範囲を個人的に指しています。
一見ギター作りとは関係無さそうですが大いに役立つ場面があります。
一例を言うとしたら自分の環境、スペースに合わせた「作業台」を作る事。たかが作業台されど作業台。ギターの製作や調整において自分の体にあった寸法の作業台はストレスが少なく良い仕事へと繋がります。
その他にもギターを作る為のテンプレート(型)作りなども「DIYならではの柔軟な閃き」がある事で形状や製作手順などを頭の中でまとめ具現化しやすいと思います。
これを結構おろそかにしている方はいませんか?
基本的な工具、特に電動工具の正しい使い方を知らずに作業をしてしまうと加工を失敗してしまう他、大きな怪我などをしてしまい取り返しのつかない事になりかねないです。
当たり前の事ですがどの工具も取扱説明書が大抵付いているはずです。それを熟読してから作業を行うようにする事はとても大事な事だと思います。それでも使い方が分からない場合はインターネットで事前にしっかりと調べ補足しておきましょう。
使い方の他にも工具自体の仕様、能力をよく把握し自分がやりたい作業をできる物なのかしっかりとリサーチするのも重要です。
あとできる事なら工具のメンテナンス知識をもっておいた方がいいです。工具の調子が悪くなれば当然作業にも影響がでます。軽度の不具合なら大抵のメーカーが販売している交換用部品で対応できるはずです。
万人にすすめられる訳ではないですがDIYにおいてはなんでもかんでも「イジる」という思考をもっているといいかもしれません。ただその結果工具を「壊してしまう」という事になる場合もありますがそれもいい勉強です。
多くはホームセンターですね。
僕もホームセンターには結構行きます(あと中古工具の専門店など)。
ホームセンターにはいろいろな工具や細かな材料などが売られています。その中からギター製作にも使えそうな工具や材料を探すのも結構楽しいものです。
よく当ブログでも登場するルーターテーブルはホームセンターで買った木材やアルミ板などを使用し自分の身長に合わせて作っています。(市販品では自分に合うものがない為作りました)製作費は¥2,000位
他では製作環境自体を作る時にもホームセンターは大いに役立ちます。僕の場合たまたま物置き小屋が家にありDIYでプチ改築的な事をして作業場にしました。2×4材やコンパネ板などを購入し日数をかけて少しずつ自分のやり易い環境を作っていくといった感じです。
ギターを作る環境が出来ていないのにギター作りを始めてしまい失敗する人がいます。まず環境をしっかり整えてからギター作りに臨む方が失敗も少ないはずです。その為にもDIY力を高める事が大事になるというわけですね。
ばんば