詳細な作り方は以前のテレキャスター用ピックアップの製作記事をご覧下さい↓
特に60後半~70年代の物を再現しようとしているわけではありませんが今回使うボビンはグレイカラーを使用します。ピックアップワイヤーは42AWGのヘヴィフォームバーを巻いていきます。
ちなみにポールピースはフラット仕様となっています。
こちらが巻きあがった後の画像です↓
ターン数は「8000回」巻きました。参考までに直流抵抗値は6.1~6.2kとなっています。
ワイヤーが巻けたらボビンのハトメ部にクロスワイヤーの白、黒をハンダ付けしてポッティング(ロウ漬け)をしていきます。
ポッティングはパラフィンワックスとマイクロワックスをブレンドした物を真空容器に入れ、その容器を別の鍋で湯煎しながらロウを溶かしていきます。ロウが溶けたらピックアップを投入します。
ポッティングに使用している道具や材料は以前の下記記事を参考にしてみて下さい。
ピックアップを投入後は容器に蓋をして真空状態でロウを染み込ませていきます。この時に大量の泡がでますので泡が完全にでなくなるか、あるいは泡の勢いが弱まったらポッティングは終了です。
※ポッティング具合でハウリングのしづらさやサウンドが変わってきます。今回は40分前後ポッティングをしました。
ポッティング後はピックアップを容器から取り出し着磁を行えば完成です↓
※着磁画像は撮っていませんので他のピックアップ自作記事を参考にして下さい。
今回製作したストラトピックアップはテレキャスターのフロントに搭載します。リア用のテレキャスターピックアップもハンドワイヤリングで製作したかったのですが、あいにくテレキャスター用のボビンやマグネットのストックがない為今回は市販品を購入しました。
購入したピックアップはGOTOH(ペグメーカーではない方)のテレキャスター用ピックアップ「TL-Classic」です。
直流抵抗値は仕様では6.84kです。
作る手間を考えればだいぶ安い価格です。※気に入らなければ後でリワインドします。
ばんば