※製作方法に関してはシーズン1より少し省略して説明していきますので製作の参考にする場合はシーズン1の記事をご覧下さい。
次はネックの製作をしていきます。今回もウォルナットを使用していきます。
ボディ同様に角材の状態からテンプレートを使用して外周の加工をした後にグリップの仮加工、ペグ穴の加工をしています。
次にヘッドの落とし込み加工をします。加工はトリマーで行っていきます。
加工完了後です↓
深さは6mm位に設定しています。
次はトラスロッド用の溝をトリマーで掘っていきます。
僕の場合基本的に「ヴィンテージ系トラスロッド」が好きなので専用のテンプレートを使用して「たわんだ溝」を掘っていきます。
溝加工後↓
溝加工後はボール盤にネックを固定してエンド部に9.5mmのドリルで穴を開けています↓
無事にトラスロッドが溝に入り、ナットもちゃんと穴に収まっています↓
次にトラスロッドを仕込む時に必要な「埋め木」を作っていきます↓
埋め木はトラスロッドの溝と同じカーブで仕上げていきます。
埋め木の完成↓
埋め木が完成したらトラスロッドを溝に仕込み、埋め木で蓋をして接着していきます↓
接着後はボンドが硬化するまで待ってから次の作業に入ります。
※接着剤は「タイトボンド」を使用しています。
次に指板を製作していきます。(今回はメイプルを使用)
下記テーブルソーでフレット用の溝を切っていきます(22F仕様)
溝切り完了↓
次はナットスロットの加工です。
専用のテンプレートを使用してトリマーで溝を掘っていきます(トリマービットは3mm)
ナットスロットの加工が終わったら指板外周をある程度ネック側に合わせ切り出しておきます↓
埋め木の接着が乾いたらはみ出た上部を削っていきます↓
埋め木上部は豆平鉋で指板接着面に合わせて削り取っていきます。
埋め木の削り後↓
埋め木を削ったら次に指板接着面の加工をします。
トラスロッドナットを少し締めてネックを逆反らせた後に指板接着面をまっすぐに削ります。
※ネックがまっすぐの状態からわざと逆反りにしてその後にまっすぐに削り直すという作業はヴィンテージ系トラスロッドを使用する場合には必要な作業です。
下記はヤスリや鉋を使いまっすぐに指板接着面を加工した後の画像です↓
指板接着面の加工が終わったら指板の位置決めをします↓
位置決めが完了したら指板と指板接着面の両方にタイトボンドを塗り接着していきます↓
本日はここまで
ばんば