ギターの研磨におすすめのランダムサンダー、バフ掛けグラインダー、コンパウンド

塗装関係ギターの自作、調整のおすすめ工具

 

僕がギターの研磨に使用している電動工具の紹介

 

ボディの木地調整&塗面の粗削り専用機として↓

 

メーカー的にはとても一流メーカーとは言い難いですがこのランダムサンダーはそこそこ使えます。

よっぽど乱暴に使ったり、運が悪くない限りすぐに壊れる心配もないです。かれこれ僕は5年以上使い込んでいます。

ボディの木地を磨くときはまず紙やすりの150、240、320番ぐらいまで段階的にこのランダムサンダーで磨きます。(シースルー系は500、600番まで推奨)

塗面の仕上げ研磨1000番~(水研ぎ)は地道に手作業で行って下さい(ラッカー塗装は特にです)。

 

僕の場合ランダムサンダー用のペーパーはモノタロウブランドを使っています。5枚セットで格安なので気兼ねなくガンガン使っていけます↓

マジックディスク モノタロウ ディスクペーパー・サンダー用ペーパー 【通販モノタロウ】
番手の取替えがワンタッチ。キレが抜群。目づまりが少なく長持ち。

 

ランダムサンダーと似た用途のオービタルサンダーという工具もあります↓

こちらは「仕上げの研磨」には良いですが、ボディの木地磨きにはランダムサンダーと比べ研磨力が弱く時間が掛かりすぎますのであまりおすすめはしません。

 

艶出しにおすすめ↓

 

僕はRSE-1250(旧リョービ)を艶出し専用のポリッシャーとして使用しています(もちろん木地磨きもできます)。

 

こちらは回転速度が「1~6」まで設定できるので塗面の艶や傷の取れ具合を見ながら速度をコントロールして使っています。僕の場合コンパウンドをボディ全体に伸ばす時の速度は「1」、コンパウンドが全体に伸びたら「3~4」の速度で研磨しています。

※力の入れすぎに注意です。同じ箇所を力を入れて何度も研磨すると塗料が熱で軟化し剥げてしまう場合があります。

 

バフは125mm毛バフパッドを使用しています↓

下記動画では僕がリョービのポリッシャーで艶出し作業を行っていますので参考になれば幸いです↓

 

ボディサイド、ネックの艶出しにはコレ↓

 

先ほどのポリッシャーでは平面しか基本的には磨けません。ボディサイドや曲面にはこちらを使用しています↓

KERV 6インチ・スロースピードグラインダー(販売終了)

本来は刃物などを研ぐグラインダーですがこちらは回転速度が一般的な卓上グラインダーよりも遅い仕様となっているのでバフ掛けマシンとして使用できます(上記商品は販売終了となっていますが「スロースピードグラインダー」で検索すればいくつか類似機種が出てきます)。

バフを装着している金属の長棒(バフマンドレル)はオプション商品です(販売終了)。上の画像のように本体とバフとの距離を取りたい人は代用になる物をどこからか調達する必要がありますので各自で探してみて下さい。

※一般的な卓上グラインダーをバフ掛けマシンとして使用するのはやめた方がいいです。なぜなら回転数が高すぎる為に塗装がすぐ剥げる、もしくは回転の速さでボディが吹っ飛ばされる可能性があるからです。(僕は実際に経験しました)

 

布バフはこちらから買いました↓

StewMac Buffing Wheels - StewMac
The right domet and canton flannel cotton buffing wheels for scratch-free guitar finishing with a buffing arbor.

日本だとなかなか上記のような大きいサイズのバフがないのが残念ですね。

 

おすすめコンパウンド↓

 

1000番程度の傷消しに

2000番程度の傷消しに

仕上げ研磨に

各コンパウンドは上から順に使用して下さい。

 

塗装関係の他の記事はこちらをご覧下さい↓

ギターの塗装に挑戦する方へおすすめのスプレーガンや塗料
一般の人が塗装を商品並みのクオリティーに仕上げる事は至難の業です。ギター製作の専門学校を卒業した僕でも上手く塗装をするのは中々大変で今でも失敗をする事があります。一般の人が行う「塗装方法」というと一番身近なのは缶スプレーを使った塗装がポピュラーかと思います。ただし軽い気持ちで缶スプレーで塗装しようものなら後で「やらなきゃよかった」という後悔をする確率が非常に高いです。
ギター塗装時における吹き付け回数の目安(ラッカーの場合)
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ばんば

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