ついに後藤ガット社からの注意喚起が来ました↓
Gotoh In-Tuneの偽物に関しては僕が知る限りではここ2,3年前ぐらいから「もしかしたらこれは偽物(コピー品)では?」と感じる物をちらほらと見かけるようになったように感じます。コピー品仕入れ先の主は中国の某バイヤー向けサイトではないかと思います(1セット数ドルで取引されています)。
偽物だと思われる商品は僕が確認している限りでは主に「ヤフオクやメルカリ、その他フリマサイト」などで個人らしき人物が出品している物です(楽器店が実店舗もしくはネット上で販売している物は購入して問題ないです)。
※個人ではありませんがAmazon(他アリエクスプレスなど)でギター関連パーツを展開している「Guyker」社があからさまに GOTOHのIn-Tuneをコピーした商品を販売しておりますが一応説明分を見るとインチューン「スタイル」と表記しています。商品のクオリティや再現度は分かりかねますが間違って購入しないようにこちらにも注意した方が良いかと思います(Amazonで「Guyker In-Tune GOTOH」で検索すれば出てきます)。
後藤ガット社でも言われている通り偽物と思われる物は「正規のパッケージなし」で出品されており価格も相場より安く販売されています。※たとえ価格が相場並みでも基本的にパッケージなしは現状ちょっと疑った方が個人的には良いと思います。
ちなみにですが出品物に「正規パッケージに入っている画像」が掲載されていれば安心という訳ではありません。
なぜなら商品画像はパッケージに入った本物を使用していても商品説明欄に「発送の際はパッケージを取り除いて送ります」的な説明で偽物とすり替えて送ってくるという事もありえるからです。※こういった本物画像を上手く利用した偽物販売行為はよく見られる手法です(メーカーが公表しているパーツの寸法画像などを掲載し本物だと信用させるやり口もあります)。
現状パッケージなしは避けるべきですが中には普通に使用していた本物(中古品)を取り外して出品している方もいると思います。この場合は全体の質感を本物の画像(メーカーサイトなどの画像)と見比べよく確認してから購入するしかないでしょう。
※In-Tuneにはチタン製もありますがこれも上記内容と同様です。
最後に
In-Tuneの偽物が出回っている事で個人的に懸念している事の一つに中古市場のギターがあげられます。例えば「前オーナーによりサドルがIn-Tuneにアップグレードされています」というギターがあったとしても、そのIn-Tuneが本物かどうかはパッと見では分からない可能性があるという事。本物であれば「付加価値」として成立するかもしれませんが偽物であれば当然付加価値など全くありません。こういった悪質な行為をする方(前オーナー)もいるかもしれないという事は今後念頭に置いておいた方が良いでしょう。
ばんば