ハムバッカーの自作キットを注文したのはAntique Electronic SupplyというUSAのサイトです↓
届いた商品がコチラ↓
左側のキットが弦ピッチ(ポールピースの間隔)が50mm、右側のキットは弦ピッチが約52.5mmとなっています。
一般的にフロント側にハムバッカーを搭載する場合どのタイプのギターでも弦ピッチが50mmの物でほぼ問題ないですがブリッジ側に弦ピッチが50mmの物を搭載する場合はギターのタイプによってはポールピースの上を弦が通らず見た目上少し良くないとされています。(気にする程ではないですが弦がポールピースから外れている事で音質にも影響があるという意見もあります。)
ブリッジ用は何に搭載するのか?
もちろんギブソン系ギターのブリッジ側に搭載しても構いません。というよりむしろ搭載した方が弦ピッチは最適化されます。徹底的にヴィンテージ仕様を再現したモデルなどでなければギブソンでも出荷時から弦ピッチが広めのピックアップをブリッジ側に搭載しているモデルもあります。(ピックアップ単体で言えばギブソンの498とか500は弦ピッチが広めに作られています。)
他の用途で言えばフェンダー系などの弦の間隔が元々広いタイプにも有効だと思います。(特にシンクロナイズドトレモロやフロイドローズ搭載ギターのブリッジ側のピックアップとして非常に重宝します)
主要メーカーでもブリッジ側の弦ピッチを広めにとったピックアップがありますね(ダンカンのトレムバッカー、ディマジオのFスペースなどが相当します)
今回注文したキットは価格の割に各パーツはそこそこの品質は保たれています。
ちなみにこのキットはモダン仕様寄りのキットと言えます。
というのもベースプレートを見れば一目瞭然ですが通常ヴィンテージスペックを再現したモデル(PAF系など)だとベースプレートにはアジャスターポールピース側のみ穴が空いている場合が多いですがこちらは両側ともポールピース下に穴が空いています。特にヴィンテージを意識したモデルでなければ大体の主要メーカーはこのタイプを採用していると思います。(ダンカンならSH-4とか)※音には関係ありません。
配線材は各コイル同士を結線する短い物と出力用の4芯シールド線が付属されています。(ピックアップの取り付けネジとスプリングは付属していません。)
あとスペーサーはメタルスペーサーと黒のプラスチック製スペーサーが付属しています。この部分はヴィンテージ系だとプラスチック製ではなく木製を使用している事が多いですね。
また取り付け部の足の長さはショートタイプとなっています。
ちなみにこのキットを注文するにあたりベースプレートの質感やネジ穴の精度に少し不安がありましたがご覧の通り特に問題はありませんでした。取り付け穴も綺麗なピッチでネジが切られています。
ちなみにヴィンテージスペックのハムバッカーキットが欲しい人はMojotoneかスチュマックあたりが選択肢になるかなと思います↓
ばんば