一応失敗に気づく前までの工程も記載しておきます↓
いつものように塗面の乾燥具合が良い感じになったので塗面を水研ぎしました。
全体の艶を一旦取り除き塗面が整ったら磨き作業↓
ここからは失敗している部分です(画像は磨き作業が終わった後です)↓
赤矢印の部分をよく目を凝らして見てみると少し凹んでいるのが分かりますでしょうか?(針で刺したような穴)
これは赤丸で囲っている部分のように木目が少し濃くなっている部分でいくつか発生しています。この木目が濃い部分は塗料の吸い込みが他の部分と比べ激しい為に塗面が痩せてしまい平面が保てていない状態となっています。このようになってしまったのは単に下地塗装段階での不備とも言えます(あと木材自体の個体差もあるかと)。
これぐらいの凹みであればもう一度水研ぎをして平面を整えれば良いかなと思った矢先に下記画像の部分を発見↓
矢印の部分は完全にトップのクリヤー層がない状態です。つまりはサンディングシーラー層という事になります(水研ぎのやりすぎ、もしくはクリヤーの吹きつけ不足が原因)。
現状では露出しているサンディングシーラー層は1~2mm程度ですが全体の水研ぎを再度行う事でさらにクリヤー層は薄くなり剥がれる可能性があります。
またこのまま強引に水研ぎをして塗面を磨き直しても残ったクリヤー層と露出しているサンディングシーラー層では光り方が違うのですぐに分かってしまいます。
というわけで対処としてはクリヤーの吹き増しを行います。クリヤーの吹き増しにあたってはなるべくこの段階で凹み(痩せ)が気になる部分を取り除いておきます(紙やすり600番)。
ある程度トップ面を削ったら他の部分は艶出しが完了しているので保護しておきます↓
吹き増し完了後はまたしばらく乾燥期間となります↓
ばんば