ある程度ギター歴の長い人なら「ハンダがサウンドに影響がある」という事は広まりきったといっても過言ではないと思います。
また趣味でご自分のギターのはんだを付け替える人もいる事でしょう。
そんな時どんなハンダごてを使いますか?
こういうタイプでしょうか?↓
もしこの記事を読んでいるあなたがギター関係の配線や修理などをやり始めたばかりであれば上記画像のタイプでも当分は良いと思います。
逆に普段からハンダ作業に慣れていてある程度のギター配線やエフェクターの自作とかまでやられる方はこれを機に下記ステーション型タイプのハンダごて導入をぜひ検討してみて下さい。
まずここでおすすめするステーション型というのは温度の表示がデジタル表示の物です。
※簡易的なミニステーション型は除きます。
ステーション型の利点はなんといってもこて先の温度が細かく設定でき安定した制御ができる事です。またこて先の温度が目に見えてわかるので自ずと各作業の適正温度も身につくはずです。
適正な温度でハンダ付けをすればすばやく作業も終わりますし、ハンダの濡れ具合も良く綺麗に仕上がります。綺麗なハンダ付けはサウンドにも直結すると言われています。
よくハンダ付けでフラックスが焦げたり、パーツにダメージを与えてしまったりするのはこて先の温度を把握しながらの作業ができていないからではないかと思っています。
ステーション型の商品の中ではこちらは定評がありステーション型の「入門用」として良いと思います。
※上記FX888Dは販売終了となり2024/2月に新機種「FX888DX」が発売↓
ちなみに僕ももちろんステーション型のハンダごてを愛用しています↓
長年gootのRX-760を愛用しています。(生産完了品)
ここからは余談ですが楽器店時代はお客様には申し訳ない事をしていたと後から気づきました。
なぜなら修理業務の時に普通の温度制御なしのハンダごてを使っていたからです。
もちろんハンダの仕上がりなどには十分に気を付けながら作業をしていましたが、ステーション型に切り替えてからはその仕上がりや作業のし易さに早く使用していればよかったと後悔。
僕の主観ですが「プロフェッショナルな人ほど工具にもこだわるべき」と思っています。
人気エフェクターメーカーの技術者やプロのギタークラフトマンがステーション型もしくは温度制御付きのハンダごてを使用せず作業を行っていたとしたらちょっと仕事に対しての姿勢や考え方を疑いたくなります。
ばんば