ピックアップのハウリングの原因 構造によるハウリングに強い弱いの違い

 

今回はピックアップのハウリングについて説明したいと思います。

 

 

過剰なハウリングが起こるのはピックアップ自体やピックアップ周りの構造に原因があるのがほとんどで、下記がその主な原因となる例です。よく覚えておきましょう。

 

1.ピックアップがポッティングされていない、もしくは経年劣化でポッティングの効果が落ちてきている。(ポッティングとはピックアップのコイルが共振するのを防ぐためにするものです。メーカーによりパラフィン加工、ロウ付けなど呼び方は様々)
2.元々オープンタイプのハムバッカーに後付けしたピックアップカバーが共振を起こしハウリングしてしまう。
3.テレキャスターなどに見られるピックアップの取り付け部が金属製のブリッジプレートで一体型のタイプはプレートが共振しハウリングを起こす。

 

「ハウリングに悩んでピックアップを交換しようと思ってる人へ」

「ピックアップには各メーカーごとに元々の仕様でポッティングがされている物とされていない物があるので、まずメーカーサイトや楽器店などで確認する事をオススメします」

 

ではなぜハウリングしやすいのにあえてポッティングされていないものがあるのか?

 

一般的にポッティングされていないものはサウンドのレンジや倍音がよくでる印象があります。逆にポッティングしてあるものはレンジがすこし狭まり、倍音も少し抑えられているように思います。

サウンドに関しては完全に個人の好みなので一概にはどちらがいいとは言い切れません。比較的クリーン~クランチ主体の音作りで倍音豊かなサウンドを優先する人はポッティングなし、ある程度歪ませたハードな音作りでハウリングを抑えたい人はポッティングありなど。

また昔のピックアップの仕様を再現したものは結構の割合でポッティングがない仕様だったりします。(GibsonのBurst Buckerなどはポッティングなしの為ハウリングがしやすいです)

ちなみにストラトなどのピックアップカバーがプラスチック製の場合は金属製と違ってハウリングがしづらいです。

 

ハウリングの対処方法は?

 

1.ポッティングがされていないものに関してはポッティングを新たにする事でハウリングは大抵おさまります。ポッティングされているもので効果が落ちているものに関しても同様です。
2.後付けしたピックアップカバーの共振によるハウリングはカバーの取り付け方が甘い事で起こる場合があります。その場合はカバーを再度ハンダで付け直し、それでもおさまらない場合はポッティングをする事をオススメします。
3.テレキャスターのピックアップはメーカーによってポッティングをわざと抑え気味にしているところもあります。(これはテレキャスターらしいサウンド作りの為だと思います)サウンドよりハウリングが気になる場合は追加でポッティングをしてみるのもいいでしょう。ブリッジの共振によるハウリングはブリッジ自体を少し厚めの物に交換などで対処できる場合があります。

※ポッティングをする場合は楽器店やギター工房などにお願いすればやってくれます。

自分でポッティングする場合はコチラを参考に↓

テレキャスター用P.Uを手巻きで作る(ハンドワイヤリング)
まずはリアピックアップを巻いていきます。ピックアップボビンとワイヤー(ヘヴィフォームバー)はTONE KRAFTの物を使用します。ターン数は8300で巻き上げています。このターン数で直流抵抗値は6.7K前後です。※ターン数は同じでもワイヤーの太さや巻き付け時のテンションによって直流抵抗値は前後しますので参考程度にして下さい。フロントピックアップも同じ要領で巻いています。 使用しているワイヤーはTONE KRAFTのプレーンエナメルを使用しています。 ターン数は8000ぐらいで直流抵抗値は6.4k前後です。

 

今回紹介した以外にも様々な要因でハウリングが起こる場合もあります。またポッティングがしていなくてもハウリングしづらいピックアップなどもありますのでいろいろ各メーカーの評判を調べてみるのも面白いでしょう。

ばんば