こちらは指板接着が完了したネックです↓
前回接着した指板は少し大きめのサイズにしていますので外周をメイプルネック側と同じ寸法に仕上げます↓
荒加工は豆平鉋、もしくは鉄やすりなどを併用します。
荒加工後はテーブルにセットしたトリマーでトリミング↓
※鉋などの手加工のみですぐに終わるようであれば無理にトリマーを使う必要はなし。
仕上げは紙やすりを付けた当て板などで↓
直線の確認も忘れずに↓
次に指板のR加工を専用のサンディングブロックで行います↓
今回は7.25インチR(184mm)の指板にしていきます。紙やすりは150番を使用しています。
こちらも直線を確認しながら削っていきます↓
加工後↓
Rゲージで確認してしっかりとカーブが整っていればOK。
指板Rが終わったらポジションマークを埋める為の穴をあけます(トップ&サイド)↓
穴あけ後ポジションマークを接着しました↓
ここでは接着したポジションマークの出っ張りを整えると共に指板面を紙やすりの600番まで磨いています。(240番、320番、600番と段階的に)
ポジションマーク接着後はフレットをプレスしていきます↓
今回のフレットは三晃の214を使用。
フレット打ち完了↓
次はヘッドトップのカーブ加工↓
始めはベルトディスクサンダーで荒加工をして、仕上げは丸棒板&紙やすりで滑らかなカーブに仕上げます↓(ノミを使う場合もあります)
加工後↓
次はネックエンド部とヘッド裏の厚みを仕上げます↓
参考までに厚みはエンドが25.5mm、ヘッド裏は14.5mmに仕上げます。
厚みを仕上げるのはもちろんですが直線を崩さないように気を付けなければなりません。スケールで確認して問題がなければ加工完了です↓
エンドとヘッド裏の厚みが仕上がったらグリップ部の仕上げ加工です↓
仕上げの太さとなる厚みに加工し、グリップ部は南京ガンナ、小刀で削っていきます。
グリップの加工後↓
次にナットを取り付けました↓(工程画像はなし)
フレットサイドの溝はコクソウッドパテで埋めておきます↓
パテが乾燥したら平らに削っておきます↓
次はペグ取り付けビス穴をあけます↓
加工後↓
穴があいたらペグの取り付けに問題がないか実際に装着して確認しておきます。
※画像はないですが表側にはブッシュを取り付け済みです。
次はネックジョイント部のすり合わせ↓
ネック側のジョイント部を微調整してボディ側ジョイント部に上手くはまるようにしておきます。(ジョイントは塗装の厚みを考えて少し緩めにしています)
ジョイント部に問題なければネック側のジョイント穴をハンドドリルであけます(クランプで固定しながら)↓
ジョイント完了↓
ついでにトレモロもつけてみました。
今回はここまで
ばんば