普段見慣れたジャズマスターとは違うハードテイル(ブリッジ)仕様のジャズマスター製作を始めます。
まずはボディの外周加工から(木材はアルダー2P)。
ボディ用テンプレートをガイドにバンドソーでラフカット。
仕上げはルーターテーブルで加工。
外周加工が終わったら各ザグリ部の加工↓
※ザグリ加工前にボール盤(フォスナービット装着)で深さの荒加工をしています。
ザグリ加工は最初にピックアップザグリの深さで全体(コントロール部も含む)を加工。その後にピックアップ部とコントロール部でザグリ深さを掘り分けないといけないので直線治具をピックアップ部に配置してからコントロール部の加工をします↓
ザグリ加工が終わったらピックガードやブリッジなどの各穴をテンプレート側の穴に沿って加工します↓
ここまでの加工が終わったらボディ用テンプレートを取り外します↓
次はネックポケットの加工↓
加工後↓
ネックポケットの加工が終わったらジョイントビス穴をあけておきます↓
ジョイントビス穴があいたらトラスロッド調整用の溝を掘っておきます↓
※このジャズマスターのスタイルは基本的にはモダン寄りな使い心地にしたいので「ネックは外さずトラスロッド調整」は必須としています。
加工後↓
次に専用テンプレートをガイドにストリングブッシュ穴の加工↓
加工後↓
ストリングブッシュ穴の加工が終わったら外周のR加工も済ませておきます↓
外周のR加工が終わったらバックコンターの加工をします↓
ノコギリで加工範囲に大まかな切り込みを入れ、その後叩きノミ、南京、反り鉋、紙やすりなどで整えます。
加工後↓
バックコンター加工が終わったらエルボー部の加工も行います↓
こちらは豆平鉋と紙やすりで加工。
加工後↓
エルボー部の加工が終わったら弦アース穴、ストラップピン穴、ピックアップ取付穴をあけておきます↓
最後にピックガードの製作をしておきます↓
ピックガード完成↓
ボディ関連の加工はひとまずこれで終了です↓
この時点での重量は2.330㎏でした。ハードテイル仕様のギターとしてはそこそこ重いと思います。
各パーツ位置やセンターラインに不備がないかパーツを取り付けてチェックしてみましたが問題はないようです。
今回の作業動画はコチラ↓
ばんば