はじめに塗装時に握る取っ手をネックポケットに取り付けます。
まずはウッドシーラー(ヤニ、吸い込み止め)の吹き付け↓
塗布後はうっすらと濡れ色になります。
ウッドシーラーの乾燥後は塗面が毛羽立つのでそれを紙やすりで軽く撫でるように除去します↓
ウッドシーラーの次はサンディングシーラーの吹き付け↓
今回は6回程吹き付けました。
吹き付け後は塗面の微細な凸凹を紙やすりで研磨して平面になるよう整えます↓
紙やすりは320番を使用。
研磨が終わったらバインディングのサイド部をマスキングテープで保護し着色の準備をします↓
※この時のマスキングテープはできれば新品(封を切ったばかりの物)を使用した方が良いです。なぜなら古いマスキングテープだとライン(境界)が綺麗に出ない場合が多いからです。
着色↓
カラーの下地としてまず白を吹き付け木目を消します↓
木目がある程度消えたら着色本番↓
今回参考にしたのは日本の伝統色「青碧(せいへき)」。
※先に白を吹いたのは本番のカラー(青碧)だけでは木目を隠ぺいしきれないと判断した為。
着色が完了したらバインディング部のマスキングテープを慎重に剥がします↓
テープを剥がしたら着色部とのラインが綺麗に出ているかを要確認。ラインが綺麗ではない部分は紙やすりやデザインナイフなどで微調整しておきます。
バインディングの上面はマスキングテープで保護せずにボディトップと同時に着色されているのでスクレイパーを使用して着色部を削り取ります↓
スクレイパーを使用する時は下記画像のように少し角度をつけた状態にします(僕はいつもこの方法)。
※角度をつけずバインディングに対して直角にスクレイパーを当てて削る場合は何かしらの治具を作るのが賢明です。
バインディング上面の着色を削った後↓
ボディ正面から見てバインディングの白いラインが綺麗に出ているかをチェック。
最後にクリヤー(トップコート)↓
吹き付け回数は12~13回位だったかと思います。以後乾燥期間に入ります。
今回の作業動画はコチラ↓
ばんば