ナット加工と全体調整をして完成
まずネックをボディにジョイント↓
弦を張りナットに各弦の溝を切ります↓
このギターは0フレット仕様なのでナット溝は0フレット頂点の高さよりも深くする事が大前提です。
各弦の溝が切れたらナット外周を整え加工は完了↓
ストリングガイドも付けておきます↓
あとは全体のセットアップ(弦高、ピックアップ、オクターブ調整など)を行い完成↓
重量は3.06㎏でした。
一般的な重量基準は下記を参考に↓
ギターの重量 軽い?重い?の目安 あなたも計測してみよう
一般的には軽い方が生鳴りが良かったり体への負担が少ない事がある為好まれる傾向にあると思います。他にはSGやファイヤーバードなどのボディが薄いタイプを愛用している人でヘッド落ちが嫌な人は重めの物を選ぶといいかもしれません。他にも様々なモデルがありますがエレキギターであればおおむね「3.5kg」あたりを基準に僕は重量の判断をしています。当時は楽器通販サイト「デジマート」や「j-guitar」を覗いても各ギターの重量はあまり表記がされていませんでした。現在ではどうか?重量をしっかりと計測し販売ページに記載している楽器店が記事を書いた当時より増えてきています。
あらためて製作に掛かった費用です↓
※こちらのリストのピックガード、フレット、配線材、塗料、その他部材類などは使う分だけを費用として計上しています。(塗料はほとんど16Lもしくは4Lの価格に対して算出しています。)
※パーツ購入時の送料は含まれておりません。
※材料費、パーツ代は記事を公開した日付時点での価格です。
完成してみてまず思った事は「案外ヘッド落ちしない」。
なんとなくの先入感でこのシェイプのギターはヘッド落ちし易いのかな?と思っていたのですが大丈夫でした。
座って弾く時は誰もが想像できるかと思いますが当然安定はしないです。右腕でボディを押さえつけながらやれば弾けなくもないですが多少の慣れは必要かと思います。
サウンドはおおむねテレキャスター。ただフロントピックアップはストラト用シングルコイルなので個人的にはこちらのほうが使い勝手が良いです。
キャップスクリューを付けたロータリースイッチ(3Way)は見た目のインパクトもありますが操作性も良好です(切り替えの感触が楽しい)。
今回の作業動画はこちら↓
ばんば