SSHのストラト自作(12)ボディ、ネックのバフがけ、導電塗料塗布など

ストラトキャスター自作2(SSH)

 

乾燥し硬化した塗面を磨く

 

まずは水研ぎをして塗面の細かな凹凸を取り除いていきます↓

水研ぎは一旦全体の艶が均一になくなる様に研磨をします↓

画像の状態ではまだ所々に粒状の艶があるのでまだ塗面が均一な面になっていないという事になります。

 

水研ぎ完了後↓

全体の艶がなくなり塗面も均一な面になりました。

ネックもボディ同様に水研ぎをしておきます(画像は完了後)。

 

水研ぎが完了したら磨き(バフ掛け)作業を行います↓

ちなみに今回使用しているコンパウンドは下記記事で僕がおすすめしている物とは一部違う物を使用しています。

ギターの研磨におすすめのランダムサンダー、バフ掛けグラインダー、コンパウンド
僕がギターの研磨に使用している電動工具の紹介。メーカー的にはとても一流メーカーとは言い難いですがこのランダムサンダーはそこそこ使えます。ボディの木地を磨くときはまず紙やすりの150、240、320番ぐらいまで段階的にこのランダムサンダーで磨きます。こちらは回転速度が一般的な卓上グラインダーよりも遅い仕様となっているのでバフ掛けマシンとして使用できます。

画像の左側からモノタロウのコンパウンド(1200番程度の傷消し)、同じくモノタロウのコンパウンド(2000番程度の傷消し)、最後はおすすめしているピカールの仕上げ用コンパウンドとなっています。(実際に使用する順番も左からです)

今回使用しているモノタロウのコンパウンドの魅力はやはり「量」と「価格」だと感じています。もちろん研磨力も悪くはないですが僕が普段使い慣れているピカールと比べると少し劣る気がします。

磨きは平面は主にポリッシャーを使用します。

ボディサイドやネックグリップなどはバフホイールを取り付けたスロースピードグラインダーで磨きます。

※その他の細かな部分などはウエスを使用し手磨きします(ボディのジョイント部付近やヘッドサイドなど)。

 

磨き完了後↓

 

磨きが終わったらネックポケットのマスキングは剥がしておきます↓

 

次にトラスロッド調整をネックを外さずに行える様にネックポケットのセンターを削っていきます↓

※本来は塗装前にこの加工をしておくはずでしたがうっかり忘れてしまい今になって加工している次第です。

ボディに合わせてピックガード側も同じように加工しておきます。

 

加工後↓

この部分の横幅は最低でも13mmはあった方が良いと思います(5mmの六角レンチで回す場合)。

※海外の一部ハイエンドギターの様に使用する六角レンチの径が小さい場合はもう少し加工する横幅は狭くても良いです。

ピックガードを合わせるとこんな感じです↓

ピックガード側はトリマーの面取りビット(45度)を使用して加工する事で画像の様な形状になります。

※ピックガード側は面取りビットでの加工が必須ではないですがこの部分の幅が狭すぎると六角レンチが上手く回せない場合があります。画像では約12mmのベアリングが付いた面取りビットで加工しているので幅の最小値は約12mmでそこから傾斜が付く事で六角レンチの可動幅を広げています。

 

最後はノイズ対策としてザグリ部に導電塗料を塗布しておきます↓

使用しているのはSONIC の水性導電塗料SP-01です。この導電塗料はラッカー塗装でも問題なく塗れます。また塗布後はしっかりと密着するので経年で後から剥がれてしまったりなどのトラブルが少なくおすすめです。

周りのマスキングテープは余計な部分に塗料が付かない様にする為。

塗布後↓

今回の作業動画はコチラ↓


ばんば

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