SSHのストラト自作(5)トラスロッドの溝堀りと仕込み

ストラトキャスター自作2(SSH)

 

トラスロッドの位置決め

 

トラスロッドの位置を決める前にネック表面がストレートになっているかを確認しておきます。(今回は前回の仮グリップ加工の影響から軽い反りが発生していたので手直しをしています)↓

※ストレートの確認はどこか木部を削る度にチェックする癖を付けておいた方が良いと思います。狂いが生じた度に手直しをする事で完成時のネックの狂いを最小限に留められます。

 

トラスロッドの仕込み位置は下記画像参照です↓

ねじの入り具合はこのぐらいにしました↓

このトラスロッドのねじ切り部の長さは20mmです。

 

トラスロッドの位置が決まったら溝を掘る為のテンプレートをネックに取り付けます↓

今回もトラスロッドがヴィンテージタイプなのでテンプレートは湾曲させて固定します。

 

テンプレートの固定が完了したらトリマーでまずトラスロッドの直線部分の溝を掘っていきます↓

 

加工後↓

 

直線の溝が掘れたらテンプレートはこのままで埋め木用の材を用意します↓

埋め木材はネックを切り出した時の端材です。

 

埋め木材が用意できたら湾曲させ固定しているテンプレートにあてがい形状を埋め木側に罫書き写します。

 

次は直線のテンプレートを外しトラスロッドの両端部の形に合ったテンプレートに貼り変えトリマーで加工します↓

 

加工後↓

隅などはノミなども使用して微調整しています

 

トラスロッド溝加工が終わったらナット部の穴あけを行います↓

 

加工後↓

トラスロッドのナットが正しい位置に収まるかチェックしておきます。

 

次に埋め木の加工の続きを行います↓

まず曲線状に罫書いた線に沿ってバンドソーでカット、カットし終えたらベルトディスクサンダーで形状と厚みを仕上げます。

 

加工後↓

丁度良く溝に収まれば完了です。

 

最後にトラスロッドを溝にセットし埋め木で蓋をすれば仕込みの完了です↓

トラスロッドには固着防止のロウを塗っています(動画参照)。

今回の作業動画はコチラ↓


ばんば

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