まずは塗面の研磨
乾燥を終えた塗面はゆず肌状態になっているので石鹸水を加えながら耐水紙やすりで研磨し整えます(水研ぎ)↓
目安→均一に艶が無くなる=塗面が滑らかになっている。
研磨後↓
塗面が整ったら艶出し作業(数種のコンパウンドを使用)↓
ボディのトップ&バックは電動ポリッシャーで。
ボディサイドや曲面はホイールバフを取り付けたスロースピードグラインダーで艶出し↓
※細かい部分は手作業(ウエス)で磨いています。
艶出し後↓
艶出しが終わったのでネックポケットとストリングブッシュのマスキングテープは剥がしておきます↓
次にフレットのすり合わせをします↓
※細かい作業内容は省略。気になる方は下記の記事で内容をご確認下さい。
テレキャスター自作(9)フレットのすり合わせ
ネックをできる限りストレートにしたら紙やすりを当て板に付けてフレットを削っていきます。ポイントは1弦から6弦までの弦の通り道をイメージしながら最終フレットから1フレットまでを直線に削っていきます。使用する紙やすりはフレットにガタツキや直線の崩れがあまりなければ320番程度でいいと思います。がたつきがひどい場合はもう少し粗目の紙やすりを使用します。フレットを削った後に直線を確認する場合はライトなどを近くに用意して各フレットとの隙間や直線を見るとやり易いです。
すり合わせ後↓
フレットのすり合わせが完了したらペグブッシュの装着とビス穴の加工をしてヘッドにペグを取り付けます↓
ペグブッシュはボール盤に打ち込み棒(Gotoh付属品)を取り付けプレスで挿入。
ペグの取り付けが完了したら各パーツの組み込み(配線含む)を行います↓
ピックアップは事前に製作しておきました(ハンドワイヤード)。どちらともヘヴィフォームバーワイヤーを使用。
フロントピックアップのカバーはVOX系スクエアタイプ(四角)が手に入らなかったのでストラト用ピックアップカバーとなっています。
各パーツの組み込み完了後↓
次回はネックを取り付けナットの成形や全体セットアップを行い完成予定です。
今回の作業動画はこちら↓
ばんば