SSHのストラト自作(6)指板加工(フレット溝切り)と接着

ストラトキャスター自作2(SSH)

 

接着した埋め木の処理から始めます

 

前回接着した埋め木のはみ出た部分(上部)を鉋で削り取ります↓

加工後↓

 

次にヴィンテージタイプのトラスロッドを使用した場合ではお馴染みの「ネックを逆ぞらしてから真っ直ぐに削り直す」作業を行います(ダブルトラスロッドや2Wayタイプはこの作業の必要なし)↓

この段階で現状どれだけトラスロッドが反るのかを確認しておきます。

※トラスロッドの効きが悪い場合は仮グリップ加工時に厚みを残しすぎている事が原因の場合があるので再度グリップ加工をしてみましょう。

トラスロッドの動作が確認出来たら逆ぞりにさせた状態にしておきます。逆ぞり具合はエンド部を支点としてスケールを当てた場合ヘッド部の隙間で確認します(逆にヘッド部を支点にした場合はエンド部で隙間確認)。

トラスロッドのレンチの回し具合で言えばトラスロッドの効き始めから90度前後(木材の状態や季節によって臨機応変に)

 

逆ぞり具合が決まったらネックを真っ直ぐにしていきます(主に中心部を重点的に削ります)↓

加工後↓

 

次は指板の加工に入ります↓

テーブルソーでフレット溝を切っていきます。使用しているテーブルソーやフレット加工用テンプレートの購入先などは以前の下記記事を参考にしてみて下さい。

テレキャスター自作(4)フレット溝加工(テーブルソーで溝切り)
早速ですが前回接着したトラスロッド溝の埋め木を削っていきます。はみ出た埋め木部分をネックの指板接着面に合わせます。ばんばの場合この時の作業は豆平鉋を使用しています。(逆目に注意)豆平鉋は以前にネックのグリップ加工で使用した「南京鉋」同様に揃えておくと重宝します。削り終わったらトラスロッドがちゃんと機能するかこの段階で確認します。次はフレットの溝切りです。使用するのは「テーブルソー」という機械と市販のフレット溝切り用テンプレートです。

 

加工後↓

 

次はナット溝をトリマーで掘ります↓

溝底面の形状はいつもの様に直線にします。

 

加工後↓

 

ナット溝が掘れたら指板の外周をある程度の幅にカットしておきます(接着時にもしズレが生じても対応できる様にネック側より若干大きめにする)↓

カットする時に黒の罫書き線だと分かりにくいのでマスキングテープを貼って加工幅の目安としています。

 

加工後↓

 

指板裏(接着面)に平面がでていない、もしくは木地が荒い場合は平らな板の上で研磨をしておきます↓

画像では真っ直ぐにしたネックの上でこの作業を行っています。

 

指板裏の調整が終わったらネックに接着します↓

接着時の位置確認にマスキングテープなどを貼って示しておくとズレなどがすぐ分かり修正しやすいです。

今回の作業動画はコチラ↓


ばんば

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