SSHのストラトキャスターを次回は作る。費用などを考えてみた

ストラトキャスター自作2(SSH)ギター自作費用

 

2本目のストラトはちょっとモダンなスタイルで

 

現在製作をしているアコギ(000タイプ)が完成したら次はストラトを製作する事に決めました。

そうなるとストラトの製作は2本目となります。1本目のストラト(下記リンク参照)は指板が22フレット仕様という事を除けば基本的にはトラディショナルなスタイルとなっています。

ストラトキャスター自作(9) パーツ組込~完成
このギターの感想として主観ではありますがフロントは大人っぽく艶のあるサウンド、センターはコンプ感のあるクリアサウンド、リアは細すぎずヌケの良いサウンドとなっています。ピックアップはハンドワイヤリングのオリジナルとなっています。ブリッジ(トレモロ)はGotoh製で最初はイナーシャブロックをスチールかダイキャストで迷いましたが結果的にスチールにしてよかったと思います。生鳴りの響きやアンプからの鈴鳴り感はスチールブロックならではだと思います。

 

2本目は1本目とは違いモダンなスタイルのストラトを製作します。具体的にはトレモロを2点支持&ブロックサドルの物を採用(Gotoh 510T-FE-1)、ペグにはロック式(Gotoh マグナムロック)を採用しチューニング精度&アームの操作性を高める仕様を目指します。

またピックアップの配列はフロント&センターがシングルコイル、リアにハムバッカーのSSHスタイルにしてある程度のジャンルをこなせるオールラウンド系ギターにしたいと思います。

 

下記がパーツ&費用リストになります↓

2本目のストラトは木材のグレードを1本目よりも上げています。ちなみにネックに柾目(まさめ)のメイプルを使用するのはギターの花道では初めてです。

※ピックアップの材料購入先のA.E.Sは「Antique Electronic Supply」の略です。

※こちらのリストのピックガード、フレット、配線材、塗料などは使う分だけを費用として計上しています。(塗料はほとんど16Lもしくは4Lの価格に対して算出しています。)

※パーツ購入時の送料は含まれておりません。

※材料費、パーツ代は記事を公開した日付時点での価格です。

 

実際に製作に取り掛かるのは現在製作しているギターの完成後なので少し先になりますがパーツ集めは開始しています。

最近ではたまにヤフオクで割引クーポン(スクラッチ)が配布されているのでそれを利用して安くブリッジとペグを購入しておきました↓

購入したペグは見た目はトラディショナルなクルーソン系ながら構造はロック式なのでアーム使用時のチューニング精度に期待できそうです。

ブリッジの510T-FE1はGotoh独自のFST機構のブロックを採用していますのでこちらもアーム使用時のチューニング精度に一役買ってくれると思います。ちなみにブロックがスチールブロック仕様でサドルがプレスサドルの510TS-SF1とも迷ったのですが「モダン」というテーマを考えた結果見た目と音は510T-FE1の方がしっくりくると判断しました。

 

FSTブロックの造形はとても綺麗に感じます↓

弦をボールエンド部に通した時に余計な接点がないままサドルに到達する事でアーム操作時のチューニングのズレを軽減してくれるという構造です。

 

Gotohの510シリーズには共通でアームの締め付けトルクを六角レンチで微調整できるようになっているところも地味に良いですね↓

Gotohのトレモロブリッジは細かい仕様違いが結構あるので良く分からない方は以前に僕が調べてみた記事があるので参考にしてみて下さい↓

Gotoh製トレモロブリッジのイナーシャブロックや弦ピッチを調べてみる
気になるストラト用シンクロナイズドトレモロブリッジの仕様を調べてみました。シンクロナイズドトレモロブリッジにはいくつか仕様の違いがあります。例えばよく話題になるイナーシャブロックが「ダイキャスト製」or「スチール(鉄)製」とか、ブリッジサドルの弦ピッチの違い(11.3㎜、10.8㎜、10.5㎜)などです。他にも取り付け部が「6点支持」or「2点支持」かという事も気になるところですね。フェンダーのカスタムショップ製にはほとんどスチール製が採用されていますので王道フェンダーサウンドが好きな方にもお勧めできるブリッジだと思います。

ばんば

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