前回ピックアップの製作にてフロントピックアップはストラト用の物にすると言いましたのでピックガードもそれに合わせ新しい物を作っていきます。
使用する素材は白の3plyです。加工用のテンプレートは既に作ってあります(分かりづらいですがテンプレートのフロント部はストラトピックアップ用のサイズになっています)↓
いつものようにテンプレートをガイドにして切り出し、トリミング(トリマー加工)、穴あけを行います↓
完成↓
※ネックポケット部はボディに取り付け後、ピッタリになるように加工しますのでこの段階では仮加工状態となっています。
なぜキット付属のコントロールプレートを使わないのか?
それは規格がフェンダーとまるで違うからです。具体的にはフェンダーと比べ全体のサイズが大きすぎます。※キット付属のピックガードと一緒に使用するなら問題はないです。ただし市販のピックガードと組み合わせる場合はピックガード側を少し削らないと取り付けは不可。
上記で完成したピックガードはフェンダー規格で製作していますのでコントロールプレートも市販されているフェンダー規格のコントロールプレートに交換すればよいのですが、今回はあえて個性を出すために木製のコントロールプレートを作っていきます。
使用する素材はタガヤサンという硬い木材です。画像の金属製のプレートはフェンダー規格で、こちらを基準に加工用テンプレートを製作します。
完成した加工用テンプレート↓
テンプレートは木材に貼りつけラフに切り出した後、トリミング、厚み出し、穴あけを行います。
完成↓
スイッチ部はレバースイッチではなくトグルスイッチ仕様にしています。同じ作業工程でコントロールプレートの裏側に取り付けるアースプレート(銅板0.3mm)も製作してみました。
※木材の厚みは2.6mm位に仕上げています。これ以上薄くなると強度的には少し心配です。逆に厚ければ厚いほど強度は稼げますが取り付けた時にピックガードとの厚みの差が気になるので注意です。
パーツの取り付けと配線もやっておきました↓
ここでもやはりパーツはキット以外の物を使用しています。各パーツは個人的にストックしていた物を使用しています。(日本製のトグルスイッチ、CTSのPOT、FenderのNo-load POT、オレンジドロップ715p)
ちなみにNo-load POTとはトーン専用に使用される物で、フル(10)の状態ではトーン回路がバイパスされる事により煌びやかなサウンドが得られるという仕組みのPOTです。(フルにした時にはカチッと止まる様になっています)
ばんば