ディンキーストラト自作(1) ボディ製作(ボセ1ピース)

ディンキーストラト(2H)自作

 

ディンキーでモダンなストラトタイプ(2ハム仕様)を作る

 

まずは事前に製作しておいたボディ加工用テンプレートをガイドにしてバンドソーで木材をカットします↓

※ボディ材は以前にも紹介した「ボセ」という木材でこちらは1ピース仕様となっています。

 

外周の仕上げはテーブルに取り付けたルーターで行います↓

 

外周が仕上がったらブリッジ周りやPOT穴などをテンプレート側の穴をガイドにしてあけておきます↓

 

次はピックアップザグリの加工↓

先にフォスナービット(ボール盤)である程度の深さに加工。

 

仕上げはトリマーで加工↓

 

ピックアップザグリの加工が終わったらテンプレートは取り外します↓

 

次にネックポケットの加工(ピックアップザグリと同様の方法で加工)↓

 

加工後↓

 

ネックポケットの加工が終わったらトラスロッドナットにアクセスする為のザグリ加工をしておきます↓

 

加工後↓

 

次はネックジョイント穴の加工↓

このギターはブッシュジョイント仕様にするので先にブッシュの径で穴をあけます。

 

ジョイントブッシュの穴があいたらこの穴の中心にジョイントビスが通る穴をあけます↓

 

加工後↓

加工が終わったらジョイントブッシュとビスを仮組みしてみてズレがないか確認しておきます。

 

次にストリングブッシュ穴の加工↓

専用テンプレートのガイド穴に沿って加工します。

 

加工後↓

 

ストリングブッシュの穴加工が終わったらコントロール部のサグリ加工↓

 

加工後↓

 

続いてバックパネル部のサグリ加工も行います↓

 

加工後↓

 

次はレバースイッチ部(表側)の加工を行います↓

レバー可動部は直線板をいくつか配置しトリマーで加工します。

 

加工後↓

※両サイドの取付穴はボール盤で加工

 

表側の加工が終わったら裏側へレバースイッチ部の落とし込み加工をします↓

落とし込みたい位置に壁となるブロックを配置してそれに沿う様にトリマーで掘っていきます。

 

加工後↓

レバースイッチが問題なく収まるか確認しておきます。

 

レバースイッチ部の加工が終わったら外周のR加工をトリマーで行います↓

 

加工後↓

 

次はコンター加工↓

まずはバックカット。先にノコギリで加工部へ切り込みを入れます。

入れた切り込みを削り取る様に叩きノミで荒加工をします。

ある程度荒加工が進んだら反り鉋、南京鉋、紙やすりなどで滑らかに仕上げます。

 

加工後↓

 

次はエルボー部の加工↓

エルボー部は豆平鉋である程度加工して仕上げは紙やすり(当て板)で行います(曲面を意識しながら削ります)。

 

加工後↓

バック部との繋がりはこのような仕上がりです↓

 

次はハイフレット部の演奏時にストレスが無い様にする為ネックジョイント周りを削ります↓

主に南京鉋で荒加工し、仕上げは滑らかな曲面になっているか手で確認しながら紙やすりで削ります。

 

加工後↓

ちなみにネックジョイント周りの他にカッタウェイ部も大きく加工しているモデルが市場には沢山ありますがこのボディにはそこまでの加工は必要ないと判断しました(演奏性とデザインの両方を考慮した結果)。

 

ネックジョイント周りの加工が終わったらジャック周りの穴あけ↓

ジャック穴加工。

ジャック穴からコントロール部への配線穴加工。

ジャックプレートの取付穴加工。

 

ジャック周りが終わったら残っている穴加工も行います↓

まずネックジョイント部からロングドリルでフロントピックアップザグリとリアピックアップザグリを繋ぐ配線穴をあけます。

次にリアピックアップザグリからコントロール部へ繋ぐ配線穴をあけます。

その次はブリッジ部からリアピックアップザグリへと繋がる配線穴をあけます(アース線用)。

 

最後にストラップピンの取付穴をあけます↓

 

これでボディの製作は概ね終了です↓

 

ちなみにこの状態で重量は2.370kgでした↓

ボセはマホガニーに近い木材らしいのでこのサイズ感のボディであれば個人的には2.0~2.2kg位が理想でしたが残念ながら今回のボディは多少重い部類かなと思います。

※ボディ厚はおよそ42mm位で加工しています。

今回の作業動画はコチラ↓


ばんば

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