少し幅広めに残してあるネックの両サイド部を接着した指板と面一になるように削ります↓
加工後↓
ジョイント部周りはこの段階でもほんの少し幅を残しておきます(ボディジョイント部との調整を後でするので)。
次は指板のR加工↓
12インチ(約305mm)のRサンディングブロックで加工します。
加工後↓
専用ゲージで形状をチェック。
指板のR加工が終わったらフレットを打ちます↓
先に両サイドをハンマーで手打ち。
次にフレットプレス(ボール盤に装着)で溝へ押し込みます。
フレット打ち後↓
※はみ出たフレット部分は処理済み。
次はヘッド、ジョイント部、ネックグリップ部の厚みを仕上げます↓
※荒加工はサンダーで仕上げは紙やすり(当て板)で加工。
加工後↓
各厚みが仕上がったらネックグリップの本加工↓
仮加工時とほぼ同じ要領で加工しますが本加工時はグリップ形状用テンプレートで確認しながら形を整えます。
加工後↓
ネックグリップが仕上がったらナット(無漂白牛骨)を接着しておきます↓
次はジョイント部の仕上げ↓
ネック側のジョイント部サイドを少しずつ削りながらボディ側のジョイント部へ嵌るようにします(センターがズレないように)。
加工後↓
改めてボディとネックのセンターラインも確認しておきます。
ジョイント具合に問題なければ接着↓
接着が硬化する合間にピックガードとコントロールパネルを作っておきます↓
バンドソーで外周をカット。
外周の仕上げはトリマー(ピックガードは面取り45度の加工もします)。
外周加工が終わったらボール盤でビス穴の加工↓
完成↓
ボディの加工に戻ります↓
ネック接着後にジョイント部からはみ出た部分を削り取ります(鉋である程度削り仕上げは紙やすりで)。
加工後↓
次はブリッジのアンカー穴をあけます↓
※SGジュニアはラップアラウンド(テールピースとブリッジが一体)仕様なのでテールピースのアンカー穴と同サイズをブリッジ位置にあけます。
加工後↓
残りの各パーツ穴も一気にあけておきます↓
ピックガードとピックアップ取付穴の加工。
ストラップピン穴の加工。
※ジョイント部のストラップピン穴はボディの傾斜(角度)に合わせて穴をあけます。
コントロールパネル取付穴の加工。
トラスロッドカバー取付穴の加工。
各穴の加工が終わったらパーツを取り付けおかしい箇所(センターズレや各パーツの収まり具合など)が無いか改めてよく確認しておきます↓
特に問題がないようなので後はじっくりと各部の補正や木地調整を行い次回からは塗装に入ります(フレット溝サイドのパテ埋めも次回までに済ませておきます)。
今回の作業動画はこちら↓
ばんば