60s仕様ストラトキャスター自作(1) ボディとピックガードの製作

60sストラトキャスター自作

 

ボディ製作再トライ

再トライの経緯を知らない方は下記記事をご覧下さい↓

ボディ製作大失敗 60s仕様のストラトキャスター自作
60s仕様用のストラトボディの製作を開始しましたが非常に心がくじける凡ミスをしてしまいました。ミス内容は「トレモロキャビティのザグリ位置間違い」。正位置はうっすらと罫書いている位置です。数値にしておよそ5mmぐらい正位置より上方向に加工してしまいました。

 

用意した木材(アルダー)はコチラ↓

前回失敗した物よりも若干重いですが一般的には軽い方です(前回のアルダーは同寸法で3.27kg)。

 

早速ボディ用テンプレートに沿って外周をバンドソーで大まかにカット↓

 

外周をカットし終えたらルーターテーブルでテンプレートに沿ってトリミング↓

 

外周が整ったらボディ用テンプレートの各穴(パーツ取付穴)に沿ってボール盤で穴あけ、ザグリ部はフォスナービットで荒加工をしておきます↓

 

ザグリ部の荒加工後はトリマーで仕上げ加工をします↓

 

加工後↓

リアピックアップザグリはヴィンテージスタイルではよく見られるおなじみの配線溝加工をしています(トリマーの丸溝ビット使用)。

 

次は前回のボディ製作で失敗したトレモロキャビティです↓
前回のような凡ミスが2度とないよう位置関係をよく確認してからテンプレートを配置しトリマーで仕上げます(ボール盤で荒加工をしてから)。

 

 

加工後↓
今回は何事も無く加工出来ました。

 

同様にネックポケットの加工もします↓

 

加工後↓

 

ネックポケットの加工が終わったらネック取付穴をあけます↓

 

加工後↓

 

次は外周のR加工(トリマーのボーズ面ビット使用)↓

 

加工後↓

 

続いてバックカットの加工↓
まず深さ目安としてノコギリで切り込みを入れます。

切り込みを入れたら叩きノミで荒加工(画像にはないですが豆反鉋、南京鉋なども使用しています)。

 

加工後↓

 

バックカットが終わったらエルボーカットの加工↓
主に豆平鉋を使用。

 

加工後↓

ちなみにエルボーカットの一番深い所の厚みはバックカットの一番深い所の厚みと大体同じぐらです。

 

次は残っている各パーツの穴あけ。
バックプレート取り付け穴の加工↓

スプリングハンガー取り付け穴の加工↓

トレモロキャビティのアース配線穴加工↓


ジャック部への配線穴加工↓

ストラップピン取り付け穴の加工↓

 

ここまでで大体のボディ製作は完了です。この時点での重量は1.62㎏でした↓

 

次はピックガードの製作↓
照明やカメラの画像処理の都合上素材の色が白っぽく見えますが実際はミントグリーン系の3プライになります。

 

バンドソー加工↓

外周ラフカット。

 

トリマー加工↓
外周の仕上げ、ベベルカット、ピックアップ部の加工。

 

各部の穴あけと皿切り加工↓

 

レバースイッチ部の加工↓
※この部分は直線の出た板でトリマー移動範囲を決めて加工しています(レバー部のスロットが多少ズレても対処できるようレバースイッチ取り付け穴(2カ所)はスロット加工後にセンターを確認しあけます)。

 

 

ネックポケット部の仕上げ加工↓

ピックガードをボディに仮止めしボディ側のネックポケット部に対してピッタリになるようトリマー(コロ付きビット)で加工。

 

ネックポケット部中心の面取り加工↓
この部分は60sスタイルのストラトでは地味に外せない箇所です(見た目的に)。

ちなみにこの部分の正式名称が未だによく分かりません。

 

これでピックガードは完成です↓

 

次はピックガード用のアルミシールドプレートを製作↓
薄いアルミ板(0.3mm)を加工します。

 

完成↓
※ピックガードの製作過程と概ね同じなので工程は割愛。ただしピックガード側よりも外周は少し小さく、逆にピックアップ部や各穴の部分は少し大きく加工します(干渉、はみ出し防止の為)。また表面はランダムサンダーで軽く削る事でそれっぽくしています。

 

以上でボディ周りは終わりです。

今回の作業動画はコチラ↓

ばんば

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