次回は60s仕様のストラトキャスターを作る。 パーツ&製作費など

60sストラトキャスター自作

 

おおむね60s仕様のトラディショナルなストラトを作りたい

 

私事ですがこの頃「トラディショナル(スタンダード)なストラト」が欲しくなってきました。

トラディショナルなストラトと書くと面白みに欠けると捉える方もいるかもしれませんが、もう少し付け足すと「トラディショナルかつ良いストラト」です。

 

「良いストラト」というのが抽象的な表現ではありますが、僕の主観で言えば「外観の仕上がり精度」、「手に持った時の感触」、「コードを鳴らした時の張りや煌めき感」、「重量が軽い」などが挙げられます。※あくまで一例

ちなみにタイトルに60s仕様と書いていますが正確には61年頃までの仕様をベースに考えています(完全再現ではなく大まかにという認識です)。

 

いくつか使用するパーツを紹介しておきます↓

トレモロユニットは定番のGotoh GE101TS(スチールブロック仕様)。トラディショナルとなるとやはりスチールブロック仕様は外せません。

トレモロユニットに使用するスプリングはRaw vintage RVTS-1 を使用。これもまたトラディショナルなサウンドには欠かせません。また上記スチールブロックとの相性も良いとされています。

 

ペグはGotoh SD91↓

年代の再現性を高める為にクルーソン製「DELUXE」刻印入りのペグと迷いましたがパーツの価格や入手性を考慮しGotohにしました。

 

ピックアップはブラックボビンのスタッガード(トールG)仕様で作る予定↓

 

コンデンサーはセラミックタイプのRetrovibe Cap F64です。僕の場合自作ギターのコンデンサーは特に深く考えず大体オレンジドロップを使用する事が多いですが、60s仕様ストラトというコンセプトからは外れるのでレプリカ系コンデンサーを用意した次第です↓

 

レバースイッチにはCRLの「5way」を使用↓

「年代的にそこは3wayだろ」と怒られるかもしれませんがそこまでの再現は致しません(音バリエーション重視)。でも「OAK製」ではなく「CRL製」を用意したという事でなにとぞ勘弁して下さい。

 

POTも完全に再現は致しません。さすがにPOTに「Stackpole」を探して使用するのは入手性や価格含め現実的ではありません。なのでCTSの通称へそ有りPOTを採用します。なにより本家Fenderのヴィンテージリイシュー製品もCTSのへそ有り仕様が主流なので良しとしましょう。

 

ポジションマークにはクレイドット↓

このクレイドットの色は賛否両論あるかと思いますが今回用意したのはグレー系です。Fenderも年代により色にバラツキがありますが近年リイシュー製品は茶色っぽい物が採用されていますね。

 

フレットはプレイアビリティ面と見た目を考慮した物↓

用意したのはジェスカーの#50078です。このフレットの幅は1.98mm(ヴィンテージ系スモール)ですが高さは1.27mm(ミディアムハイ)もあります。

ギターを正面からみればヴィンテージ系フレットが付いているように見えます。ですが高さがあるので耐久性(すり合わせが何回かできる)や押弦時のプレイアビリティは良好になるかと思います。ちなみにフレット数はもちろん21フレット仕様で製作します。

 

下記はパーツと予算のリストです↓

※こちらのリストのピックガード、フレット、配線材、塗料、その他部材類などは「使う分だけ」を費用として計上しています。(塗料はほとんど16Lもしくは4Lの価格に対して算出しています。)

※一部材料、パーツはまとめ買いする事で単価が安くなっている物があります。

※パーツ購入時の送料は含まれておりません。

※材料費、パーツ代は「購入した時点での価格」です。現在の相場とは異なる場合があります。

使用する木材の詳細はコチラ↓

60s仕様ストラトキャスター自作に使用する木材の詳細(木目、重量)
今回のアルダーはアイモクに「軽い物」を選定してもらいました(+¥1,100)。※アイモクは2024年から注文時に重量、木目、色に関する指定をした場合は「選定料」が発生するようになりました。軽量指定しただけあって中々良い重量のアルダーです。これなら完成時の重量3.2~3.3kg前後ぐらいは行けそうな気がします。

 

製作開始時期はまだ未定です。

ばんば

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