StroboStomp HDは高精細LCDスクリーンと可変色LEDバックライトを備えています。(設定できるいくつかの色は上記画像参照)
ピーターソンではお馴染みのスイートナー(各楽器に最適化されたチューニングプログラム)は100以上用意されています。精度は従来のモデル同様の±0.1セント設計となっています。
出力(OUT)はバッファーアウトとトゥルーバイパスの2種類が用意されています。
本体にはUSB端子を装備しておりPC接続にて最新のファームウェアへのアップデートとプログラムの設定が可能な仕様となっています。
普段僕はギター製作や調整でピーターソンの「Strobo Flip」を10年以上愛用しているのですがこれがまだまだ現役で良い作業をする為には欠かせないツールとなっています。
※オクターブ調整にはもうこれしかないぐらいに思っています(もちろん初めての人は慣れが必要な商品ではあります)。
ただしあえて不満を言うとするならば今回発売されたStrobo Stomp HDと液晶画面を比べた場合Strobo Flipの時代遅れ感は否めません。
もちろんStrobo FlipとStrobo Stomp HDではそもそもコンセプトが違う物です。
Strobo Flipはどちらかと言えばギタークラフトマンやリペアマンが作業台にセットして使用したり、もしくは現場でミュージシャンの楽器をセットアップする時などに重宝するタイプのストロボチューナーです。
それに対してStrobo Stomp HDはその名の通りストンプなので演奏者自身の足元にセットして使用するのに向いた商品です。
ですけど僕の個人的な考えではこれを作業台にスタンド(自作)か何かでセットして活用してみるのも面白いんじゃないかと思います。
というのももちろん綺麗な液晶が見やすいというのもありますがそれに加えて「バッファーアウト」と「トゥルーバイパス」が選択できるので各アウトの違いによる音質チェック(テスト)も簡単に作業台上でできるからです。(Strobo Flipは接続時にかなり音痩せするのでギターの完成もしくは調整が終わった時の音質チェックは繋いだままで使用するには厳しい)
※あくまで「作業台の上で常用したとしたら」の話です。
ばんば