サイドの歪みチェック
まずはサイドを下記画像のような方向から見てみます↓
一枚目がネックジョイント側で二枚目がエンド側から見た画像です。僕の見方としては手前の膨らみ部と奥の膨らみ部が水平になっているかを確認します。この部分は歪みがあると目立つので重点的にチェックしますが他にはエンド部、ジョイント部の周辺も見ておいた方が良いです。
画像では分かりづらいですがこのギターも多少の歪みなどがありました。
上記方法と併用しつつスケールでも歪みの確認をします↓
スケールを当てると一目瞭然ですが直線が出ていません。
歪みの修正は当て板に紙やすりを付けて削っていきます。くびれ部分はホームセンターなどで売られている丸棒を丁度良い長さにカットし紙やすりを巻き付けて削ります↓
※歪みがひどい場合などはかなりの量を削らないといけませんがあまりに直線や歪み修正にこだわりすぎるとサイド部が薄くなり強度低下を招きかねませんので状況に応じて程々に。
歪み修正後↓
サイドの歪みの修正が完了したら次にヘッド用の冶具を作っておきます↓
ネットで検索し使えそうなマーチンヘッドがあったのでプリントアウトし、これを元にMDFの冶具を作ります。
完成後↓
1&6弦のペグ位置と外周は僕が所有しているマーチンの寸法に多少変更しています。
ボディの加工はひとまず中断し次回からはネックの製作を開始します。
ばんば