バックブレーシングの時と同様にラウンドディッシュの形状をブレーシングに写します↓
ラウンドディッシュにはラウンド加工を行うブレーシングの位置を罫書いておきます。(ラウンド加工は薄いブレーシングを除いて全て行います)
まずは罫書き線に沿ってベルトディスクサンダーなどで荒加工、仕上げはラウンドディッシュに貼り付けた紙やすりですり合わせていきます↓
加工後は隙間がなく綺麗なラウンド形状になっていればOKです↓
ラウンド加工が終わったら各ブレーシングの高さを揃えておきます↓
次にXブレーシングの組木加工を行います↓
まずラウンドディッシュに書き入れたブレーシング位置を参考にし、交差して組み合わさる部分を書き入れます。
※お互いのブレーシングの角度に注意しながら罫書きます。
加工はノコギリ、ノミ、鉄やすりを用いて行います↓
互いのブレーシングを組み合わせた時に隙間がないのが理想なので何度も具合を確認しながら慎重に加工していきます。
加工後↓
隙間がほとんどなく仕上がりました↓
Xブレーシング部の加工が終わったら次に周りのブレーシング(6本)をXブレーシングに組木する為の加工を行います↓
下記画像の用にXブレーシングに繋がる部分を加工します。先端は約45度に仕上げます。
加工はノミやベルトディスクサンダーで行います。
加工後↓
次にXブレーシング側の加工↓
先程加工したブレーシングの先端(約45度に加工した部分)が入るスペースをXブレーシング側に加工します。
ある程度の位置が分かったら実際に加工したブレーシングをあてがって罫書きます↓
※Xブレーシングは裏返してあてがっています。
加工は鉄やすりで↓
加工後↓
先端が上手く入っていればOKです。
次にブリッジ部の補強プレートの製作↓
素材はメイプルを使用。
加工後↓
この段階では少し大きめに作っています。理由はXブレーシングの両サイドとの隙間がないように後で微調整してから接着する為です。
※厚みは約3mmで加工しています。
トラスロッドの調整穴もあけておきます↓
サウンドホール付近のブレーシングにトラスロッドとの位置や高さを確認しながら穴をあけます。
※トラスロッドは下記画像の位置で決定ではありません。実際にはもう少しサウンドホール側に設置する予定です。
いよいよブレーシングの接着です↓
バックブレーシングの接着時同様にクランプの長さが足りずブレーシングの押さえたい所に届かない箇所はラディアスディッシュ側に切り込みを入れ届くようにしています。またサウンドホール部にもクランプを入れXブレーシングの中心を抑えられるように丸い円の加工を施しています。
今回はXブレーシング部のみ接着しました。後日他のブレーシングの接着も行っていきます。
ばんば