楽器をある程度やっている人ならサウンドハウスの事を知っている方も多いかと思います。
サウンドハウスは楽器や音響関係の商品を販売してる会社で主に自社サイトによる通信販売を行っている会社です。ちなみに千葉の成田にショールーム(展示スペース)もあるので実際に商品自体を見に行く事も可能です。
一番はなんといっても商品の価格です。
例えば僕が楽器店で働いていた当時、メーカーから送られてきた商品の原価(仕入れ値)が「\9,000」だったものに対してサウンドハウスでは「\7,980」で販売していました。
詳しく説明すると楽器店が\9,000で仕入れた商品は「SALE」でもないかぎりお客さんに販売する時は利益を上乗せし大体\12,000前後の価格設定が一般的です。
それに対してサウンドハウスは\7980です。
もう楽器店の原価以下です。その価格を実現している商品は大体「並行品(直輸入品)」の事が多いです。※海外製品(輸入品)の場合
通常各輸入商品に対して大概は正規輸入代理店業務を行っているメーカーが日本国内に存在します。その正規メーカーからは仕入れず海外より直輸入もしくは正規以外の卸会社から仕入れた物を並行品といいます。
正規品は正規メーカーの保証を受けられますが並行品は正規メーカーの保証は受けられない事がほとんどです。そのかわりに並行品に関してはほとんどが販売会社側で保証規定が設定されています(サウンドハウスもしっかりと保証規定が設定されています)。
サウンドハウスが販売している商品の中には正規メーカーから仕入れている商品と並行品が混在しています。楽器店と比べて極端に安い商品は並行品(直輸入品)の場合が多いです。
しかし中には正規日本国内メーカーから仕入れている物でもかなり安い商品がありこれはおそらく大量に仕入れる事でメーカーと交渉し価格を抑えているのだと思います(もしくは自社利益を少なめに設定して価格を下げているのかも知れません)。まさに企業努力です。
結論から言うとそんなことはないです。
どうしても正規メーカーの保証が受けたい商品、もしくは受けられないと修理に支障がでるもの(純正パーツが使えないなど)に関しては正規品を購入した方が良い場合もありますが、それ以外の人は純粋に価格で決めても良いですし買う商品のカテゴリーによって正規、並行品を選ぶのも良いですね。
サウンドハウスは楽器関係の小物類が安価でかなり充実しています。なので例えばギター弦やピックとかなど特に正規品でなくても問題無い物に関しては価格重視で選択する事で日々の楽器メンテナンス代をかなり抑えられると思います。
ばんば